ひろめのホルモン〔4590〕2015/11/09
2015年11月9日(月)曇り
雲の多い朝。
昨日は、RKCホールでの「高知大学人文社会科学部キックオフ・シンポジウム」の後、関係者の皆さんと懇親会に行っちょりました。文科省の、人文系学部・大学院廃止論は、いったいこったいどこから出てきた話なのか、などという話題で盛り上がった宴会。
で、隣に座られたのが、一緒にパネルをやりました、土佐山内家宝物資料館のW館長さん。県内各所に残る風俗や民俗を記録し、残していくことの大変さや重要性などについて話しよりまして、話の流れで地質の話題になりました。そこで小生が、棚田地帯と御荷鉾構造帯の関連について熱く語ったところ、その話に乗ってきたではありませんか。おう!。ここに、居ました。地学マニア。やっと見つけた地学マニア。
W館長の専門はもちろん歴史。なのですが、地学にも興味を持ち、色々と調べておられたんですね。
そんな訳で、地学の面白さ、という話で、ついつい盛り上がってしまいました。地学マニアが、いかに世の中に受け入れられ難いか、また、地学の研究者が、地学好きの素人に出会ったときにいかに喜び、はしゃぐか、などといった、我々同志でないとわからない話題で盛り上がり、強い絆で結ばれたのでありました。人文社会科学の懇親会で、地学ネタで盛り上がる。これは、学問というものは、狭い領域でタコ壷化していく、ということは決して無く、掘り下げれば掘り下げる程、逆に、その関連研究や興味の範囲がとめどもなく広がっていくものだ、という、昨日のシンポジウムの議論をいみじくも証明することとなったのでありました。ちょっと大袈裟ですが。でも、そういうことだ。
さて。
今日は、お昼前から、弊社が使用する生乳を生産して下さりゆう酪農家さん達の合同研修会。南国市大そねの、グレース浜すしさんで、開催。乳質をいかに改善していくか、という研修を行い、小生が、生乳取引のあり方やTPPの動向、影響などについて語った後は懇親会。ああ。月曜の昼間っから懇親会。ここは高知だ。
グレース浜すしさんでの懇親会は、お昼の2時前に中締め。さあ。ここは高知だ!
月曜日でも、お昼過ぎでも問題無い。まったく問題ない。高知市内へ移動してきて、ひろめ市場。この時間から飲むとしたら葉牡丹かひろめ市場。高知市民の心のふるさと。まだ、世間は午後2時過ぎの昼下がりだが、ここ、ひろめ市場は既に夢の世界。高知には、日本の現実とはかけはなれた夢の世界が広がるのだ。
高知県人は、昼間っから飲んでも後ろ指を指されない。高知県人は、オープンスペースで飲むのが大好き。人間は、何のために生きているのか。目的は何だ!
と、まあ、偉そうなことを書き連ねているのは、昼間っから飲むのが少し後ろめたいからでしょうか。さすがに、まだ月曜日なので、良心が働いているのかも知れません。まだまだ、甘い甘い。
立派な高知県人になるために、もっと腹を据えんといかん、と、心に誓いながら飲んでおります。頑張ります。立派な高知県人になるために〜
ああ。酔うた。今、平日の月曜日、午後2時30分。酔いました。
ここのホルモンは、最高です。