スーパームーンの朝〔4548〕2015/09/28
2015年9月28日(月)晴れ!
良いお天気の朝。月曜日。9月も今日を入れて3日で終わり、10月になってしまう。ああ。光陰矢の如しだ。光陰。光は日で、陰は月なので、日月矢の如し。お月様、こないだ半月やったと思うたに、今朝、出がけに西の空を見ると、満月。見事な満月。どうやら、月の楕円公転軌道の関係で、今年、一番地球に近い満月にかありません。で、それをスーパームーンと呼ぶ、と、今朝の高新に書いちゃありました。3月の満月に比べて、見かけの直径が1.14倍だそうだ。つまり面積は1.3倍くらいということ。これはなかなかデカイ。
それにしても、今のコンパクトデジカメ恐るべし。この写真は、小生のコンパクトデジカメで、三脚も使わず、手で持って撮影したもの。すべてオートの設定で。それでこれっぱあハッキリクッキリ写る訳で、かぐや姫もビックリ。いや、ガリレオもビックリ、と言うべきか。
こうやって撮影すると、ウサギの餅つきみたいには見えない。この写真だと、たぶん、上半分の黒い部分がウサギさんで、下に臼と杵、ということやと思われます。
さて。その、臼の部分、つまり、下半分の右手、黒い塊が三つ見える、その真ん中の黒い部分が「静かの海」だ。我々地球人には一番馴染みのある月の部分名称かも知れない。それは、1969年にアポロ11号が着陸した場所だから。
その右上が「晴れの海」で、アペニン山脈を挟んで、上の広い黒い部分が「雨の海」。
月の地形、どうやってできるがでしょうね。クレーターが、隕石などの衝突でできたのは理解できる。では山脈は。
地球みたいにプレート運動もなく、火山もないお月様で、どうやって山脈ができるのか。月で一番大きな山脈、アペニン山脈は、あの「雨の海」ができた際の巨大隕石衝突の際、盛り上がってできた、というのが通説にかありません。なるほど。
月で一番高い山、諸説あるのが不思議ですが、通説ではあのアペニン山脈のホイヘンス山、ということになっちゅうにかありません。4700m〜5000mくらの山。
どっから測るか、というのが難しいので、幅があるんでありますね。
ちなみに地球で一番高いのはチョモランマとされちょります。8,848m。もし、地球に海がなかったっとして、地面から屹立する単独峰として一番高いのは、ハワイのマウナケアなんですね。10,203m。一万メートルを超える独立峰。海の水をさらばえて、一度見てみたい。
さて。
太陽系で一番高い山は、言わずと知れた、火星のオリュンポス山。標高27,000mと言いますき、すごい。単独峰の火山で、山頂のカルデラ部分に富士山がすっぽり入ってしまう、と聞けばその巨大さが解ろうというもの。
火星にはプレート運動がないので、ホットスポット上に火口が留まりつづけた為ではないか、と、ウィキに書いちゃあります。
しかし、地球にも、その長い歴史の中で、超巨大火山が形成されたことが何度もある、という話はこないだも書きました。その痕跡は各地に残りますが、インドのデカン高原を形成した超巨大火山が、実は、恐竜絶滅の真因ではないか、という説がありまして、キチンと読んでみると結構説得力があったりするんですね、これが。
地学。奥が深い。
それはともかくスーパームーン。
と、ここまで書いてきて、「静かの海」をウィキで見てみると、上に書いたのは間違いであったことが判明。嘘をついてしまいました。「静かの海」はウサギの顔だそうだ。なるほど、これはわからん。
あの月に人類が最後に上陸?したのが1972年。言わずと知れたアポロ17号。まだコンピューターの性能も大したことなかった時代に、よくぞ、行って帰ったもんです。小生が小学生であったあの頃、宇宙が突然身近になった。月面基地ができるのは、すぐのことと思いよった時代。
スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」が公開されたのが1968年4月。つまり、あの静かの海にアームストロング船長が最初の一歩を踏み出す1年ちょっと前。
そう。時代は宇宙開発競争時代。あの開発の勢いだと、確かに、2001年頃、つまり30年も経てば、あの映画のような時代になっているかも知れない、と思うても不思議でない、そんな時代でした。小学生の頃に想像した未来と、現実の未来で一番違ったのは、宇宙開発かも知れない。
あの月面に最後にアポロが行ってから43年。
遺伝子研究や通信技術など、あの当時の予想以上に進んだ未来に生きている我々は、これからあの美しいお月様と、どのように関わっていくのでありましょうか。