炎天下の浦戸湾で誤算を楽しむ〔4484〕2015/07/26
2015年7月26日(日)晴れ!
昨日、高知へモンて来ました。梅雨明けした高知。やっぱし良いもんですな、お日様は。お日様があまりに嬉しくて、今朝は炎天下ランを敢行して参りました。炎天下浦戸湾一周30kmラン。
いや〜、暑かった。倒れるかと思いました。そもそも、そんなに走るつもりは無かった、今朝のラン。行きがかり上、ついうっかり、そんなことになってしまったのであります。ああ。暑かった。
まず、家を出て五台山方面へ。五台山の麓を走り、東孕方面へ。その頃は、まだお日様も低く、東側に山があったりするので日陰も多い。快適なラン。東孕から南下して仁井田へ。仁井田の木材団地の直線道路を走ってみました。ここはもう遮るものはなにもない。お日様ギラギラ。で、突き当り、造船所の界隈から漁港をたつくって、種崎へ。
当初の目的。それは、浦戸湾の東岸を種崎まで走り、県営渡船で湾の西側の御畳瀬(みませ)に渡って、そこから海沿いに桂浜。で、国民宿舎桂浜荘でお風呂に入り、ゆっくりしてからバスで帰ってくる。おう。なんとナイスなプランでありましょうか。しかし。
世の中はそんなに甘くは無かったのでありました。
最初の誤算が、この写真。青い澄み切った空に、赤い「欠航」の文字が哀しすぎる。ああ。何で?
待合所の扉を見ると、「県営渡船「龍馬」は、船舶検査のため、平成27年7月24日(金)〜平成27年8月6日(木)の14日間、全面運休となります。」というつれない文章が貼られちゅうではありませんか。一昨日から運休。ああ。「龍馬」のばか。
仕方ないので、種崎の貴船神社さんにお参りし、誰もいない海水浴場界隈をたつくってから浦戸大橋へ。まあ、浦戸大橋の風景は美しかったので、渡船欠航くらいはかんべんしちゃりましょう。
で、浦戸大橋を南へ渡り、細い歩道を下って浦戸の街へ。
途中、小生の母親も通うたという、昔の浦戸国民学校の跡地を通りました。跡地に残る「報國」「尽忠」という文字が刻まれた門柱は、戦前にその学校へ通うた母も、毎日見たのでありましょう。
で、浦戸の街中を抜けて桂浜へ。ああ。暑かった。さあ、お風呂だ。
ところが。国民宿舎桂浜荘のお風呂、日帰りの一般客が入浴できるのが、なんと10:30から。まだ1時間半もあるではないか〜!
まあ、調べもせずにやって来た小生がいかんのではありますが。
そう言えば、県営渡船の情報もネットで調べればしゅっとわかります。出たとこ勝負、行き当たりばったりは、実に楽しい。
さて。
ちょっと休憩。お土産物屋さんの中に、とても美味しいイカ焼きのお店があります。そのお店へ行き、イカ焼きでも食べながら考えよう。と、行ってみると、まだ準備中。イカ焼き、まだですか?と尋ねてみましたら、「まだ炭もおこしてないきんね〜」とのつれないお返事。ああ。仕方ない。水分だけ補給しました。
さて。1時間半、汗で全身ずぶ濡れ状態で、待つのか。この夏の汗というやつは、日中で静かに動かんとおったら、微妙に発酵を始めてくれます。既に微妙に発酵が始まっちゅうではないか。ちょっと、このまま居るのはまずい。もちろんバスなんぞに乗ったら迷惑極まりない。
そこで、浦戸湾西岸を走って帰ろう、と決心したのでありました。暑いけんど。
再び浦戸の街を抜け、海岸沿いに長浜へ。長浜を抜け、瀬戸を抜け、横浜を抜けました。もう、暑いので朦朧。こっちの道は、日陰がほとんど無いんですね。しかし、ここまで来たら、宇津野トンネルを通らず孕半島の外側を走ってみろう、と考えてそちらに進み始めたところで。少し気分が悪い。熱中症の症状か?
そこで大人の分別。水分を大量に補給し、日陰でしばし休憩。で、宇津野トンネルを歩いて抜けると、気分は良くなりました。良かった良かった、大人の分別。
回復したので、トンネル出口から走って、家まで帰って参りました。いや〜、参りました。炎天下ついうっかり30kmラン。暑かったです。とても。せられんと思いました。