2015年の稲刈りも始まりました〔4485〕2015/07/27
2015年7月27日(月)曇り
それにしても昨日は暑うございました。お腹がダブダブいうくらい、こじゃんと水分を補給しながら走りましたが、それでも頭がクラクラしてくる、そんな暑さの中のランでしたね、昨日は。
で、台風が九州の西を北上し、東へ向こうた影響でしょうか、昨夜から風が出て、雨も降りました。台風が離れ、衰えるに連れて風はやんだのでありますが、気温が下がらず湿度が満点で、蒸せる蒸せる。皆さん、寝苦しい夜を過ごされたことと存じます。いや、蒸せました。
この雲は、今日の夕方まで残るにかありません。その後は、晴れます。いや、夏の青空が広がって欲しい。が、明日もまた雲が多い予報になっちょりますな〜。もう、昨年の夏みたいなのはナシよ、絶対。高知県人全員の思いです。
さて。小生は、そんな南国土佐を後にして、本州へと向かう汽車の中。今日は広島でお仕事になっちゅうがです。高知駅朝7時発の南風に乗っております。
先週の後半は高知に居りませんでした。その間に高知も梅雨明けし、夏へ。
小生高知不在の間に、高知では稲刈りが始まっちょりました。稲刈りが始まると、高知の夏も本番。なんか、嬉しゅうなってくるではありませんか。
この特急南風の車窓からも、稲刈りが済んだ田んぼが散見できます。
農家さんは、それぞれの戦略の中で、この時期から稲刈りできる極早生をつくったり、安定した評価のコシヒカリをつくったり、晩生をつくったり。
この車窓からでも、このように稲刈りが済んだ田んぼ、間もなく稲刈りの田んぼ、まだ緑がまぶしい田んぼ、そして田植えしたばっかしの田んぼがモザイクのようになった風景を楽しむことができるんでありますね。今の季節の高知ならでは、かも知れません。
この写真は、大津界隈。市街化調整区域の田んぼ。その高架は、高知東道路。なので、ここは南国市になるのか。いずれにしても、美田が広がる高知の穀倉地帯。様々な政治的な動きがあったようですが、布師田、大津界隈を市街化調整区域から外さんかったのは、先人の知恵やったと思います。
高知市の東部。調整が外されたら、あっという間に開発が進んでおったことは明らか。
人口減少社会を迎え、このエリアが広大な農地として残されちゅう、ということは、かなり貴重なことかも知れない。
車窓から眺めていて、思ったこと。
この、大津や布師田といった沖積平野では、基本的に、早生の田んぼが多い。みたいに見えます。
で、後免を過ぎ、長岡台地に至ると、まだ稲刈りをしちゅう田んぼは殆どない。ないどころか、田植えをしてから間もないような水田も、結構見えます。洪積台地である長岡台地の上では、大津などの沖積平野よりも、田んぼが遅い。みたいに見えました。洪積台地で作りやすいものと、沖積平野で作りやすいものには違いがある、そのせいですかね。田んぼ素人なので、気のせいかも知れません。
後免を過ぎると、次は土佐山田。長岡台地の上にある、土佐山田。
この「山田」という地名、あちこちにあります。小さなホノギ名にも、「山田」というのがあります。これは、山の方や、少し高い場所に田んぼがあることを示す地名なのかな?
大津界隈では、ほとんどが水田でしたが、土佐山田の方へ来ると畑も多くなります。今の季節ですと、オクラ畑が多いですね。成長が早く、トウが立ったら出荷できんので、雨が降ろうがどうであろうが、毎朝早くから収穫に勤しむ風景が、秋近くまで見れます。エライもんです。毎朝毎朝。
土地の条件や、それぞれの戦略に合わせて、様々なものがつくられてゆく風景。人類の、太古の昔からの営み。