大橋通りの七夕〔448〕2004/07/07
2004年7月7日(水)曇り一時雨
今日は七夕。でも、高知県地方はあいにくのお天気で、18時から24時の間の降水確率は50%だそうです。なかなか厳しいところですね。
6月28日のにっこりで、天神橋商店街の七夕の飾り付けをご紹介しましたので、七夕本番の今日はその北側にあります高知市の台所「大橋通商店街」の飾り付けを撮影してきました。
七夕は、織女星と牽牛星の伝説(天帝の娘織女と牛飼の牽牛の夫婦があまり仲が良すぎて仕事をしなくなったので、間を天の川で隔てて一年に一度しか逢えないようにした悲恋の物語ー中国のお話)と、中国の乞巧奠(きっこうでん)の行事と、日本の「棚機つ女(たなばたつめ)」の行事(粗霊を祀るために、機織りをして出来上がった織物を捧げる日本古来の行事ー「棚機(たなばた)」というのは、織物を棚に載せて捧げたからだとも機織り機が棚の形をした「棚機」であったからだとも言われちょります。)の3つの行事が混ぜこぜになってできあがってきた風習なんだそうであります。
現在の暦(太陽暦)では7月7日は梅雨の時期で、織女彦星を見るにはあまり条件がよくありません。しかし、旧暦で7日は上弦の月で明るすぎず暗すぎずの絶妙のコンディションで、晴れの続く時期でございました。
今晩8:30頃には、丁度真東の低い空にわし座の「アルタイル」つまり牽牛が光り、天の川を挟んで上方、少し北に寄ったあたりにこと座の「ベガ」すなはち織女が輝きゆうはずです。お天気は厳しそうですが。
織女と牽牛を橋渡しするようにはくちょう座が広がっちょりまして、天の川の中州に「デネブ」が輝きよります。その3つの星で形成される大きな三角形が、「夏の大三角形」でございます。ちなみに今の季節のその時刻、南西の空にはまだ「春の大三角形」を見ることもできるんです。おとめ座の「スピカ」、うしかい座の「アークトゥールス」、しし座の「デネボラ」ですね。