京都、伏見稲荷さんの朝〔4475〕2015/07/17
2015年7月17日(金)小雨どす
そんな訳で、今朝は京都。台風11号は日本列島を北上しつつあり、各地に被害をもたらしております。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
台風、高知県東部の室戸界隈に上陸して北上しました。なので、高知の中央部の雨風は、そんなにエライことはなかったにかありません。東部は、農作物などの被害が心配です。
本日の京都での会議が予定通り開催、という連絡があったのが、昨日の午前11時過ぎ。慌てて家に帰り、着替えを持って高知駅へ。12:13高知駅発の特急南風に乗ろう。
駅へ着いてみると、その12:13発の特急は、香川県の多度津までしか運行しないとのこと。駅員さんに訊いたら、多度津で乗り換えて岡山まで行ける、ということでしたので、迷わずに乗って、汽車を乗り継いで岡山、そして定時運行をしておりました新幹線に乗って、京都。
高知から岡山へ行けた、最後のJR便だったようです。ギリギリ。もう少し会議開催の連絡が遅れちょったら、来れんところでした。
京都は、今、祇園祭りなんですね。昨夜も宵山で、今日は山鉾巡行。
これ、台風でもやるのかな?と思うてネットで見てみたら、小雨決行で、大雨強行だそうです。すごい。大雨強行。さすがに、大風は危険なので、暴風警報が出ちょったら中止、とのことでしたが、今朝は風はあるものの、そんなに大風ではないので、やるでしょう、山鉾巡行。
さて。
そんな、ちょっとだけ風雲急を告げた感じの京都の朝を、たつくって来ました。雨は小雨。パラパラ程度。これは「強行」せいでも「決行」で行けそうな、そんな小雨。
京都駅の南に出て、東福寺さんから、伏見稲荷さんへ。伏見稲荷神社。2012年11月8日の朝も、たつくってきた、伏見稲荷神社。もちろん、全国に夥しい数が鎮座まします稲荷神社の総本山。お稲荷さんの元締め。伏見稲荷さん。
お稲荷さんと言えば赤い鳥居で、全国各所の稲荷さんにも赤い鳥居がご寄進されて並んでおりますが、この伏見稲荷さんの鳥居の壮観さは、群を抜いております。
お稲荷さんと言えば赤い鳥居がずらりと並ぶ、ということになったのは、そんなに古いことでは無いにかありません。江戸時代から、と言われますが、今のように本格的にずらずらずらずらと並ぶようになったには、明治になってから、という話を、何かの本で読みました。
誰もが勝手に神社の境内に色々なものをご寄進する。そうなると、人気のある神社は、どうにこもうにもなんともならん、ということになるので、勝手なご寄進は規制がかけられちょった、と言います。しかしここ、伏見稲荷さんは、鳥居のご寄進をシステマチックに体系化し、神社の管理の元、整然と鳥居が並べられるようになった訳だ。
ちゃんと、鳥居の大きさによって値段が決められ、神社管理の元に作られ、建てられる鳥居。なので、今も増え続ける赤い鳥居。
いつしか、こんな風景になって、千本鳥居などと呼ばれるようになりました。このペースで行けば、今世紀末頃には、この稲荷山は赤い鳥居で埋め尽くされてしまうのでは、と、いらん心配をしたりします。
ちょっと、すごい風景なので、外国人観光客さんにも人気スポットにかありません。今日、伏見稲荷さんでお会いした参拝客は、全員、欧米系の外国人さんでした。おはようのご挨拶をさせて頂きました。
おはようの挨拶。
今日は、伏見稲荷さんから、東福寺さんの東側の山手の狭い道をたつくってみました。お寺さんがたくさん並ぶエリア。早朝なので、散歩する地元の方も。
思うんですが、朝、すれ違ったりして、おはようございますの挨拶しますよね。散歩中とかに。この挨拶を、日本一しないのが、京都やと思います。小生、全国各地の朝をたつくっておりますので、実感すること。
誰もが気持ち良く挨拶する一番の街は、愛媛の松山でしょうか。そんな地方都市、結構あります。高知の人が松山ほど挨拶をしないのは、たぶん、シャイだから。いや、たぶんそうです。
で、京都。
今朝、こちらから「おはようございます」と声をかけて、「おはよう」と返してくれた方は、ほとんどいらっしゃいません。お坊さんも含めて。宗教家さんにして、挨拶は、一々しない。なかなか徹底しちょりますな〜。
観光客や余所者が多い土地なので、一々、愛想を振りまきよったら大変なんでしょうかね。
いや、台風だもんで、朝っぱらからヘンテコリンなことを考えてしまいました。
パワースポット、伏見稲荷さんにパワーを頂き、これから街へ。そして会議へ。そんな京都。