一番長い日と、日本の一番長い日〔4434〕2015/06/06
2015年6月6日(土)晴れ!
今朝は高知。昨日、大分から長駆、戻って参りました。佐賀関漁港の、漁協直売所で関アジを買うて。おいしかったです、関アジ。さすが、関アジ。ブランド化されちゅうだけのことはある。ごちそうさまでした。
昨日は雨でしたが、今日の高知はご覧のお天気。梅雨の晴れ間。空には夏雲が浮かび、いかにも梅雨の晴れ間。爽やかな風が吹き抜けてゆきます。久万川土手から久万川の河口方面を撮影してみました。
昨年の6月6日のにっこりを見てみますと、その表題からして「6月6日に雨ザーザー」で、しっかりと雨が降っておりました。
かわいいコックさんの歌詞を口ずさんでしまう、6月6日。あと、6月6日でしゅっと思い浮かべるのは、オーメン。ダミアン少年は、6月6日の午前6時に生まれたと記憶します。
史上、6月6日で名高いのは、史上最大の作戦、ノルマンディー上陸作戦。1944年6月6日、連合軍は、ドイツが支配するフランスへの上陸を企て、イギリスからドーバー海峡を渡ってノルマンディーの海岸から上陸しました。なんと200万人。史上最大の作戦、と言われる所以だ。
戦争映画「史上最大の作戦」、すごい規模の映画でしたが、戦争映画としても、その大規模さは史上最大であったといわれます。
で、「史上最大の作戦」という映画の名前、あれは水野晴郎さんが考えたがやそうですね。当時、水野晴郎さんは20世紀FOXの日本支社広報。この映画、原題は”The Longest Day”。つまり、「一番長い日」。これだとわかりにくい、ということで「史上最大の作戦」になったとか。なるほど。水野晴郎さん、Good Job。
一番長い日、で思い出すのは、「日本の一番長い日」。1945年8月14日から15日にかけて、皇居を中心に繰り広げられたクーデター未遂事件「宮城事件」を元につくられた映画。この映画が公開されたのが1967年。史上最大の作戦が公開されたのが1962年。「日本の一番長い日」は、1965年に上梓された大宅壮一さんの同名小説を元にしちょりますき、間違いなく、史上最大の作戦の原題”The Longest Day”を意識しちょりますな。
このにっこりでは何度も書いてきましたが、その宮城事件で、近衛師団長として反乱軍に毅然とした態度で対峙し、殺害された森赳中将は高知のひと。
もし、1945年8月15日に戦争が終わっていなかったら。
戦後明らかになった米軍の資料から、11月1日に九州へ上陸する、「オリンピック作戦」が計画されちょったことはわかっちょります。そして飛行場を確保し、関東へ上陸する「コロネット作戦」を敢行する。
オリンピック作戦に先立ち、欺瞞の陽動作戦として計画されちょったのが「パステル作戦」。高知の海岸へも上陸する、という計画やったのはご承知の通り。
「日本の一番長い日」で、戦争継続クーデターが失敗したことにより、日本本土に、”The Longest Day”が訪れることがなくなった、ということになります。