上岡八幡宮、八幡様、お稲荷さん〔4387〕2015/04/20
2015年4月20日(月)春の嵐
時化模様の高知。なかなか激しい風雨になっちょります。春の嵐。この嵐が、ダラダラと雨を降らせ続ける今の気象状況を吹き飛ばしてくれることを願いますね〜。
ここは、今朝、4時半の野市、上岡八幡宮さん参道。
そう。久々に高知にモンちょります。昨日の夕刻、モンて来ました。高知は落ち着きますな、ホントに。今日の雨も、まあ、高知ならでは、という感じの降り方。高知が実感できる雨と言えましょうか。
何度もこのにっこりで書いてきましたように、雨の神社、好きです。なんか知らんけんど、好きです。全ての音が雨に吸収されて、聞こえるのは風雨の音だけ、という空間が、神社の神聖さ、厳粛さを高めてくれるきかも知れません。
参道にカメラを置いてでセルフタイマーで撮影した訳ですが、アッと言う間にレンズに雨粒が付いて、こんな写真になってしまいました。写真中央部に傘をさして立つ小生、その向こう、雨粒の向こうに拝殿の灯りが見えます。上岡八幡宮さん。
八幡様は、多い。とにかく多い。もちろん総本山は宇佐八幡宮ですが、源氏が尊崇したように武家の神様として信仰が広がって、今や全国に1万社とか2万社とか言われる程、お祀りされちょります。明治以前は神仏習合で八幡大菩薩、と言われて庶民にも尊崇されてきた八幡様。
しかし、日本には、八幡様よりも多い神様がおります。そう。お稲荷さん。稲荷神社。お稲荷さんをお祀りする社は、3万を超えるにかありません。高知にももちろんお稲荷さん、多いですが、ウィキで見てみますと、関東、特に多摩地方などに極めて多いにかありません。お稲荷さん。
しかし、八幡様が一番多い、という説もありますね。八幡様は4万社ある、という説。御祭神がはっきりせんかったり、小さい祠をどう数えるか、という問題があるのでしょうか。
まあ、お稲荷さんは、農業とか商売とか、そういった方面にご利益がありそうですし、八幡様は、戦いの勝利にご利益がありそう。
八幡神社は八幡「様」で、稲荷神社はお稲荷「さん」。「様」と「さん」の違いは、武家と庶民の違いに通ずるような気もしますね〜。
八幡様。元々、違う神様を祀っておった社が、いつしか八幡様になっていった、というケースも多いでしょう。
ここ上岡は、何度も書いてきたように、石船伝説が残るお宮さん。つまり、物部系の神様であったと思われます。いつしか八幡様になり、今も、氏子さんに大切に大切に祀られゆう、地域にとってなくてはならないお宮さん。地域の紐帯。
宗教がどうの、という話ではなく、地域にとって、氏神様や菩提寺は、コミュニティの核となってきました。地域が再生していくとき、氏神様の果たす役割、というのは、かなり大きいのではないか、と思ってしまいます。
それにしても横殴りの雨で、ズボンがアッと言う間にベショベショになってしまいました。夜明けまえの上岡八幡宮さん。