カラスガ啼く風景〔4301〕2015/01/24
2015年1月24日(土)晴れ!
良いお天気。やっと、気温は少し低めの朝になりました。しかし、12月から年始にかけてのあの冬はどこへ行ったんでありましょうか。お正月が明けてから、全然冷え込まんし、雪も降らない。なんだか過ごしやすい気候が続いております。
今日は色々と仕事、用事があります。ので、ちょっとの空いた時間を利用して、南嶺RUN。貴重な時間、大好きな藪漕ぎをしてきました。
それにしてもあれですね、昨今のランニングブーム。2月15日には、第三回の龍馬マラソンも開催され、7000人が走ります。小生も走ってはみたいのではありますが、レースは辛いのと、この季節的要因はキツイ。
年末年始の凄まじいスケジュールの後。暴飲暴食シーズンの後にフルマラソンを大会で走ってしまうには、ちくと勇気が要ります。しかも、同級生のランニング仲間たちは、基本的に全員5時間は切りよります。そんな中走ると、自分も5時間以上は嫌だと思い、ちょっと辛いランになりそう。なので、なかなか踏ん切りがつきませんね〜。今年もサポート、応援に勤しみます。
そんな訳で、川沿いや、龍馬マラソンのコースになるような道には、土日になるとたくさんのランナー。思い思いの格好で、思い思いに走ってらっしゃいます。小生は、自分のペースでひっとり走るがが好きなので、近所であっても、山。南嶺とは言え、使わんなった道や、藪の中へ入ると、爽快な孤独感を味わえるのであります。もちろん探検気分も。
筆山の車道から上り始め、筆山文化会館を過ぎて右へ上り、天王墓地。そこから山手へ入ると、以前にもご紹介しましたが、夥しいお墓。藩政期にはエライテの墓所として整備されたがでしょう。立派な、大きな墓石のお墓もたくさん。しかし。
長い年月の間に、いつしか無縁墓になったものも多く、気を付けてたつくらんと、転がっちゅう墓石やお墓と思われる石積みを踏んでしまいそうになります。もちろん土葬墓なので、無造作に転がる墓石や石積みの下には、間違いなく、どなたかが埋葬されちゅう訳で、そこを踏んづけるとバチが当たります。
その鬱蒼としたお墓の森を通り抜けると、ここに出ます。この道は、もう、一般ルートとして使われんなって、かなりの年月が経過した道。昔、小生が子供の頃には、小石木のお墓へ行くのに、このルートを通りよりました。いつしか、河ノ瀬からまっすぐ登るルートを通るようになり、こちらの道は通らんなりました。
そして月日が流れ、いつの間にかこんなになってしまいました。ほとんど通る人も居ないようで、道はかなり荒れちょります。途中、山の中に立派な民家があったのですが、今はこのような風景。玄関の門柱のところに立って、かつて家であった痕跡を眺めております。
昔は、こんな竹藪もありませんでした。
古いお墓と、無縁墓と、廃屋と、竹藪の風景。カラスがカアと、啼きました。
ここから西へ山道を歩くと、すぐに、南嶺のハイキングコースへ出ます。今日も、たくさんの、特にご高齢のハイカーさんが、楽しそうに歩いておられました。明るい、健康的な風景。しゅっとネキの、この風景と見事なコントラスト。
そんなことを楽しみながら、高見山、鷲尾山をたつくって帰ってきた、土曜の昼下がり。
さあ。今からまた、宴会ぜよ!