皇居、東京會舘、築地〔4231〕2014/11/15
2014年11月15日(土)快晴!
今朝は東京。昨日から来ちょります。昨夜は新橋に泊まっちょりました。珍しく、同行者がおります。で、その同行者の方々が、朝築地を体験してみたい、とのことでしたので、ご案内することにしました。私の大好きな朝築地。
で、朝6時に新橋のホテルを出て、歩いて築地へご案内することになりましたので、それまでに走ってこんといけません。昨夜、新橋でグッスリ飲みよって23時にホテルへ帰りましたが、朝4時半起床。新橋、日比谷、そして皇居周回早朝RUN。
皇居の周回は、こじゃんとランナーが増えちょりますが、さすがにこの時間は静か。途中、追い越されたランナー1人、追い越したランナー3人でした。擦れ違いランナーは無し。
そう。ランナーが激増し、歩行者とのトラブルが多発したので、皇居周回ランナーは、反時計回りで走らんといかんなっちょりますので、時計回りに走るランナーは居ないのであります。
ここは日比谷公園の北側。丸の内警察署の前。お堀が直角に曲がるところ。この向こうの右手が帝国劇場で、お堀を渡ると馬場先門。
♪ばっばさっきもんや〜 わっだくっらもん おお〜てまちには ないむしょ〜
という、明治大恋歌を思い出してしまうではありませんか。
♪にっちろっのせっんそっう だ〜いしょ〜り〜 まっだうっらわ〜か〜き ちっちとっはは〜、で始まる、小生がソラで歌えるあの歌。お堀端を路面電車が走り、山高帽のおんちゃんが銀座を闊歩しよったあの時代。そんな道から路面電車は消え、高いビルが殺風景に林立する風景。
しかしイチョウの街路樹は黄色く色づき、お堀に灯りが反射して何と美しいことでしょう。
この界隈は、以前にも書きましたが、藩政期初期まで、日比谷入江という入江が江戸湾から入り込んできちょった場所。海でした。そこが埋め立てられ、大名屋敷が並ぶようになった日比谷。有力大名のお屋敷が整然とつくられたので、今も、大きい区画に大きなビルが並んじょります。
帝国劇場の向こうには東京會舘。直木賞の授賞式、記者会見が行われるのは、その東京會舘。高知出身の直木賞作家で、高知へ帰ってきて飲む際には小生が手下となっていた、坂東眞砂子さんも、あの東京會舘で直木賞を受賞しました。今年の1月に、若くして病魔に冒され、亡くなってしまった坂東眞砂子さん。
その坂東眞砂子さんを偲ぶ会も、あの東京會舘で行われました。有名な作家さんや編集者さんなどが大勢集まって、非常に個性的ではありますが、限りなく優しい目線を忘れなかった坂東眞砂子さんの在りし日を偲び、小生も、その中に入れて頂いたのが、遠い昔のことのようです。このお堀端を通るたびに、あの偲ぶ会を思い出してしまいます。
今朝は、その前を走り抜け、東京駅前から大手門。そして反時計回りに周回し、半蔵門から三宅坂を下って桜田門、そして日比谷、新橋とモンて来ました。
それから同行者をご案内して築地。
さすが土曜日。いつもより多い観光客が訪れ、ホルモン丼のきつね屋さんには、6時半から行列ができちょったがにはたまげました。
今年1月。
築地の北にある、聖路加国際病院に坂東さんを見舞い、入院されちゅう階を、車椅子を押して散歩しながら、築地の朝飯の話などをしたことです。築地へ行くと、そんなことも思い出してしまいます。