浜改田のハウスで生姜の収穫〔4120〕2014/07/27
2014年7月27日(日)今日も猛暑
それにしても暑い。どうなっちゅうがやろう、と思うばあ暑い日本列島ですな。
昨夜は土佐町田井という、四国山地の中の盆地にある街での祝賀会に参加しちょりました。で、バスで帰ってきて家に帰り着いたのが夜10時半。速攻でお風呂に入って就寝し、4時過ぎに起きて行ってきました。生姜の収穫。
ここは南国市浜改田。たまに走って帰ったりする浜通り沿いの生姜のハウス。今、ハウスの新生姜の収穫が最盛期を迎えておるのであります。
弊社の高知育ちシリーズのヨーグルトに、「生姜ヨーグルト」があるのをご存知でしょうか。高知県は生姜の生産高日本一ということで、たぶん日本で最初に製品化された生姜のヨーグルト。
開発当初は、香美市にある生姜の加工会社さんから加工された生姜を仕入れて、使っておりました。その後、JAさんから直接土付きの生姜をのものを仕入れ、弊社で加工するようになりました。で、今度は、生姜農家さんからワケアリ物を直接仕入れてはどうか、ということになり、今朝、5時に会社に集合して有志5名で収穫に出掛けちょったのでありました。
このやり方で仕入れますと、生姜の生産者さんが限定され、氏素性がこれ以上ないくらいハッキリした生姜のヨーグルトが作れます。
左端で親芋を一生懸命掘っているのが、弊社の製造部門のTくん。高知農業高校出身。で、ここは、Tくんの、農業高校時代の同級生のハウスなのですね。
毎朝、近所のおんちゃんたちが手伝いにきての収穫作業。素人なので、やり方を教えてもらいながらの作業でしたが、これはキツイ。早朝やる理由は、お日様がハウスに差し込み始めたら、暑さで何もできんなるきですね。やってみて、その理由がよく実感できました。1時間足らずの作業で、もう、昨日の炎天下RUNでなないですが着衣水泳したみたいに汗ビショ。貴重な体験でございました。
右端が弊社営業新人エースのAくん。このように、体重を利用して生姜を引っこ抜きます。先っぽにはたくさんの白い新生姜。これを並べると、おんちゃん達が実に手際良く処理し、籠に入れていきます。
引っこ抜いた場所を、左の3人のように掘り返すと、親芋。その芋から、この生姜たちがにょきにょきと生えてきちょった訳です。理屈がよくわかりました。
それにしてもこれは人海戦術。機械化できん、素晴らしい作業。お百姓さん達の、この努力によって日本の食が支えられちゅう、ということが実感できます。これを毎日やりゆうがですきんね〜。すごい。
収穫作業の後、生姜に関する蘊蓄を色々と聞かせて頂きました。ここは浜辺。砂地。砂地の生姜は、水分が多く瑞々しいのが特徴やそうで、昨日獲ったというのを食べさせて頂きましたが、辛みが絶妙で美味しゅうございました。
食べ物というのは、農家の皆さんのとてつもないご苦労があって、初めて、我々が食べることができるのである、ということを、いつ何時でも忘れたらいかんと思いました。食品メーカーで働く者として、一番重要なことが、そこにあります。
もちろん価格も大切ですが、その産品の持つ価値を、価値そのものを、キチンと製品化してお客様に伝えて行くことが、とてつもなく重要であると、再認識した暑い朝。
浜改田には、面白いパレルモという野菜をつくりゆう農家さんもおります。土佐ジローの飼育では、高知で一番丁寧な飼い方をされゆう農家もおります。この浜通り界隈は、生姜のハウスがどっさり。ここから西へ行った山手にはスモモがたくさん植わっちょります。
平野では、もう黄金色に稔った、稲刈り直前の稲。
弊社のある南国市には、素晴らしい農産物がたくさんあります。