南嶺縦走、大海津見神社〔4077〕2014/06/14
2014年6月14日(土)晴れ
今日も晴れ。雲は多めで、そんなに暑い訳ではありません。
昨夜は県外からの外食、食品関係のお客様がたくさん高知へ来られちょりまして、一緒に、高知の食材を楽しみながら飲みました。いやあ、飲みました。グッスリ。最後の方は記憶にないくらい、飲みました。たまにはエイですね、こんな飲み方も。こじゃんと楽しかった記憶は、あります。
で、今朝は少し遅めに起き出しました。ホントは、どっか四国山地の主脈でも登りに行こうかと思いよったがですが、飲み過ぎで出遅れてしまいましたので、近場の山RUN。そう。いつもの南嶺縦走。
山道は、ほとんどが日陰なのでお日様が気になりません。近所の山でも、十分に大自然は満喫できます。しかし、標高の高い山と違い、暑い。急坂を駆け登ると、一気に汗が噴き出して来る季節です。湿度は高いですきんね〜。
いつものように、家から桟橋方面へ走り、セメント工場の前を通って孕半島の東端へ。そこの、大海津見神社さんの鳥居をくぐって山道を駆け上がります。
山の中腹に鎮座ましますのが、この、大海津見神社さん。海の神様であり、大自然の力を表す神様。おおわだつみ神社さん。太平洋戦争において学徒出陣を命じられ、尊い命を失った若者達の遺書や日記、様々な絵や文章をまとめた本が、「きけ わだつみのこえ」。子供の頃に読んで衝撃を受けました。その頃は、「わだつみ」の意味が解っちょりませんでした。
今は、樹々に囲まれた神社。たぶん、昔は樹々も少なく、浦戸湾、そして遠く太平洋まで見晴らすことができたがやないでしょうか。そんな場所に、海の安全、生活の安全を祈る神様を祀り、大切に大切に尊崇してきたのでありましょう。
あの拝殿、床は無く、地面の上に立って、奥の本殿を遥拝するようになっちょりますが、その地面は見事にキレイに掃き清められちょります。いつも、キレイに掃き清められ、ちゃんとお祀りされちゅう大海津見神社さん。今も、昔と変わらず、地元の皆さんに大切に大切に尊崇されゆうことがよくわかります。
今日も、ここから宇津野山、鷲尾山と縦走。
春に比べたら、ハイカーの数も減りました。暑いですきんね〜。もっと、山奥の涼しいところで、自然を楽しみゆう人が多いがでしょう。それでも、一人で歩きゆう男性4名と、ご高齢の2人連れの女性とすれ違いました。
途中、蛇に逢えるかも、と期待しちょりましたが、逢えませんでした。走りますと、足下ばかりを見てしまうので、気がつかんかったがかも知れません。しかし、蚊や虻には、逢いました。これはメッソ逢いとうない。夏の山の宿命。
あと、時折、上の樹から糸を垂らしてぶら下がっちゅう、小さな小さな芋虫みたいなのに出会います。で、ビュンビュン走りゆうので、気付いた時にはもう遅く、ぶつかったり絡み付いたりしてしまうこともしょっちゅう。なんで、こんな、道の真ん中にぶら下がっちゅうがやろうか、と、思うたりもしますが、彼(彼女)らにとっては、そこが道であるとかないとかは関係ない訳ですきんね。
あの、ぶら下がる、という生き方。
あれは、たぶん、葉っぱや木の表面をウロウロするよりも、外敵の攻撃から逃げやすい、ということやと思われます。間違うちょったらゴメンナサイ。
あれだと、空中を飛翔してくる鳥や虫しか、攻撃でんですきんね。蓑虫とかがぶら下がっちゅうがも、おんなじ理屈でしょうか。
ぶら下がる、という生き方。それはそれで、なかなか考えた生き方やと思いました。
そんなことを思いつつ、蜘蛛の巣に引っかかったりしながら堪能した梅雨の晴れ間の山RUN。吉野に下り、ぽかぽか温泉でビールと温泉を堪能し、帰ってきて昼寝。なんという贅沢な土曜日の過ごし方。まあ、夕方からスーツを着て出かけんといけませんので、しばしの休息。至福の時間。
たぶん次回は、雨の中の山RUNになると思います。蒸し蒸しする山RUNより、痛いくらいの雨脚で降り続く中の山RUNの方が、心地良い季節。