潮江天満宮ミカドアゲハ〔397〕2004/05/17
2004年5月17日(月)曇り
雨に濡れた神社の森は、独特の幽玄な雰囲気を醸し出しちょります。今朝もいつものように潮江天満宮。
この森には特別天然記念物の「ミカドアゲハ」というチョウチョが生息しちゅうそうです。写真は、そのことを記した高知県教育委員会によって立てられた看板。後ろの森の向こう側に楼門の屋根が少し見えちょります。
学名はGraphium dosen albidum Wilemanだそうで、東洋の熱帯に広く分布する美しい蝶ですね。黒い地に、白い斑紋があざやかです。丁度今頃の季節、ひらひらと飛んでいる姿を見ることができます。
この看板によりますと、ここ潮江天満宮、この南の要法寺、その南東の潮江中学校校庭が指定地域とのこと。
幼虫はオガタマノキなどを好み、成虫はミカン類やセンダンの密が大好きだそうです。この界隈にセンダンがとても多いことは何度かご紹介しちょりますが、そのお陰で、こんな珍しく美しいチョウチョを見ることができる訳ですね。