四国、冬の山々〔3954〕2014/02/11
2014年2月11日(火)冷やい!
良いお天気になりました。しかし、北風がすごい。冷やい日曜日。で、今日はお仕事。
今から、四国山地を越えて徳島方面へと参ります。こないだうちの雪で、四国山地の主脈はキレイに雪を冠っちょります。
高知の市内から山の方角を見て、うっすら白い山々は、基本的には主脈ではないようです。ここで主脈と申しますのは、四国山地の背骨、一番高い、東西に延びる稜線のこと。石鎚山とか剣山とか、三嶺とか。県境近くの山々。1600mを超えるような、四国では一番高い山々。
で、今の季節、山が真っ白うに見えるのは、主脈か、その近くの山、ということになります。たぶん。
高知市近くの見晴らしの良い場所から西を見ると。色んな山々の間に、真っ白い山が屹立しちゅうがが見えます。あれは明神山。標高1541m。高知県と愛媛県との県境の、つまり主脈と言える山やと思います。違うちょったらゴメンナサイ。
で、ひまわり乳業からちょっと西へ行った、南国バイパスから北東方面を見たのがこの風景。乳房のような形をしちゅうのが、何度かご紹介した、平家落人伝説が残る香美市の御在所山。その右手。
この写真ではいよいよわかりにくいですが、てっぺんに真っ白い雪を冠った山。この山がどの山か知りたい。のですが、素人なので、苦労しよります。
Googleの地形図を見てみますと、三嶺や天狗塚は、この場所からやと御在所山とかがマギって見えんと思います。御在所山の右手に見える山と言えば。
最初は、綱附森かと思いました。1643m。しかし、御在所山から言うと綱附森にしては右過ぎる気もしますし、山容として、左側が急斜面過ぎる気もします。と、なると、天狗塚とかから谷を一つ南東へ越えた、口西山とか井地山とかなのか。う〜ん、山岳素人は、知らん名前の山々。
今日のテーマは四国山地の主脈には、真っ白い雪が見える、という話でしたっけ。山地の北側から南側へ冷たく湿った風が吹き抜ける場所。なので、他に比しても、真っ白うになるがでしょうか。
こないだうち、雪の梶ヶ森をたつくったりしよりました。雪山の素晴らしさ。一度、あの四国山地主脈に雪がある状態で、登ってみとうなりました。本格的雪山はなかなか大変そうですけんど、引きつけられますよね。同級生に、こじゃんとガイな山の専門家がおりますき、いっぺん、連れていってもらいたいと思い始めちょります。
その同級生に薦められて読んだ、新田次郎の「孤高の人」は、戦前のすごい登山家で、単独行の加藤、とか呼ばれた偉大な加藤文太郎さんについて書いた本。何故、山へ登るのか。そして、何故、雪山に惹かれるのか。そして、文太郎は、なぜ、一人で登ることを好んだのか。
この、最後の、何故、一人で登るのか、という部分、こじゃんとわかるような気がします。夏の三嶺に、ひっとりで登りよって感じるあの感覚。大自然を独り占めして、大自然に抱かれる感覚。これにハマってしまうと、抜けられないのでありますね。
とはいえ、登山家でもなんでもない小生は、冬の四国山地主脈でそんなことをせん方が良い、くらいの大人の分別は持っちょりますので、ご安心ください。
ひいとい、専門家の友人に連れていってもらいたい、と、こうやって雪山を遠くから眺めながらマイマイしゆうだけのことです。憧れの、冬の山々。