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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

浮かび上がる土佐神社〔3918〕2014/01/06

浮かび上がる土佐神社

2014年1月6日(月)晴れ!

素晴らしいお天気の月曜日。今日から新年の仕事始めという方も多いと思いますが、絶好のスタート日和になった高知県地方。皆様の一年が、素晴らしいものでありますように!

中空に浮かぶ神の社。美しく、夜明け前の闇の中に浮かび上がるのは、土佐一ノ宮、土佐神社さん。初詣客の人数では潮江天満宮さんに軍配があがりますが、土佐国の一ノ宮は、ここ、土佐神社さん。子供の頃は、元旦夜明け前、家族でこの土佐神社さんに初詣し、帰りにどこかで初日の出を拝むがが毎年のことでした。そして帰宅し、元旦朝っぱらから、どういう訳か家の掃除をして(もちろん年末には大掃除をしちょります)、お雑煮を食べる、ということになっちょりました。

今朝も、夜明け前ということで静かな静かな境内。とはいえ、時折、早起きの散歩の方が参拝に通りかかります。この美しい社殿は、ご承知の通り、長宗我部元親公によって元亀元年(1570年)に建てられたもの。長浜、若宮八幡宮の出蜻蛉形式に対応する、入蜻蛉形式の建築は、山裾の森に囲まれ、荘厳にして幽玄。
日本書紀で、675年に「土左大神」として登場する古いお宮。しかし、土佐国風土記逸文には、高賀茂の大社とされ、御祭神が一言主命、味鋤高彦根命である、と出てくるので、元々、地域で篤く篤く尊崇されよった神様のところへ賀茂氏の勢力が入ってきて、入れ替わった、ということかも知れません。
賀茂氏。この、味鋤高彦根神(アジスキタカヒコネノカミ)は、大和葛城の賀茂氏の神様。土佐は、大和賀茂氏の勢力が強かったがかも知れません。

この拝殿で参拝しちょいて左手にまわると、摂社の西御前社、大国主神社、事代主神社さんが鎮座。中でも、中央に位置する西御前社の御祭神は「不明」とのこと。
日本の神社では、御祭神が不明なまま、永きに渡って尊崇され続けゆうケースがままあります。異国の宗教観から見たら、ビックリするようなことでしょうが、それが日本の、自然崇拝を根本とした宗教観の特徴を表しちゅうがかもしれません。この場所で、重要な役割を果たしながら尊崇されてきたに違いない西御前社さん。

社殿は写真のように明るいですが、夜明け前は、摂社界隈は真っ暗。お参りするのに近寄りますと、西御前社さんの建物の中で灯りが動きよります。ドキっとしてよく見ると、懐中電灯で照らしながら社殿のお掃除をしよりました。まだ真っ暗いのに。ご苦労様です。神様かと思いました。神様やったかも知れません。

その摂社から左手を奥に進むと、そこは、しなねの森。本殿の北側の巨木の森を散策できるようになっちょります。そして、礫石。往古、大神の鎮座地を定めるために投げられた石が、ここにとどまったとされる大きな石。磐座信仰につながる岩かも知れません。
磐座といえば、本殿から北へ300mくらいの場所に斎籠岩という巨岩があり、今でも毎年お祀りされゆうそうで、土佐神社になるずっと以前からの巨岩信仰が磐座となったことが妄想できます。

新年の土佐神社さん。美しく、厳粛にして荘厳でした。


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