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御厨人窟考〔3859〕2013/11/08

御厨人窟考

2013年11月8日(金)快晴ぜよ

今朝は高知。昨日のお昼過ぎには熊本からモンて来ました。汽車に乗るがにも、タってきました。今日の高知は良いお天気。
で、今朝は仕事で室戸へ。高知県東部の室戸岬界隈。丁度、高知新聞で室戸のことを取り上げよりましで、今朝の高新にも色々と書かれちょりました。

時間がなかったので、途中の御厨人窟だけに立ち寄ってお参り、撮影してきました。御厨人窟と書いてみくろどと読みます。以前にご紹介したことありますが、ここは、弘法大師が籠って修行し、悟りを開いたとも言われる有名な洞窟。洞窟の中から入り口の方を見ると、そこに見えるのは空と海。で、空海。というのは有名な話。
洞窟は2つ。向かって左側が御厨人窟ということになるようですが、両方ともに大切な洞窟。左手の洞窟の中には五社神社。大国さまが祀られ、右側の神明窟には大日孁貴、つまり天照大神さん。
この写真は、五社神社さんの方の洞窟の中。神明宮さんの洞窟は、落石危険ということで昨年から入れんなっちょります。

この洞窟は、もちろん海蝕洞窟。今は、海からはかなり高いところに位置する洞窟ですが、昔は、海にあって、浪で侵蝕された洞窟。

ご存知の通り、室戸岬の半島は段丘になっちょりまして、太古の昔がらちょっとづつ隆起して形成されたもの。南海トラフでフィリピン海プレートが沈み込み、ユーラシアプレートが持ち上がりゆう訳です。その際、フィリピン海プレート側の海底の様々なものがユーラシアプレート側に押し付けられ、くっついて、一緒に隆起してきちゅうががメランジュ。室戸は、そんなメランジュが普通に見れるジオパーク。
話がそれました。昔、海岸にあって浪に侵蝕されてできた洞窟が、徐々に隆起して、今ような状態になっちゅう訳です。

南海地震のたんびに大きく隆起してきた室戸岬。平均すると、年に2mmくらいにかありません。
と、いうことは。
この洞窟に弘法大師が籠ったのは約1200年前。年に2mmとすると、2400mmですき、当時の洞窟は、今より2.4m低い位置にあったことになるのか。なるほど。
今も、洞窟から見る空と海は美しいですが、弘法大師の当時は、もっと海に近く、空と海の比率で言えば海の比率が高い景色やったがかも知れません。
そう思いながらこの風景を見ると、また、弘法大師がここで何を感じ、何を思うたかといった妄想が暴走します。

2006年9月22日に、こっから海岸の方へ下りた所から、昇る朝日を撮影しちょります。洞窟の前には、ひょっとしたら、こんな風景が開けちょったがかも知れません。
遥か水平線で、ひとつになる空と海。


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