檮原町探索 三嶋神社の大きな橋〔384〕2004/05/04
2004年5月4日(火)雨
連休も残すところあと1日。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は、ひまわり太郎、Jr.1号2号を引き連れて高知県山間部の檮原町というところまで行ってきました。愛媛との県境の、まあ、なかなかに山深い地域であります。ここにある「雲の上のプール」と「雲の上の温泉」を堪能した後、昔の農機具やこの地出身の維新の志士「吉村寅太郎」を始めとする素晴らしい人々の業績を展示した「歴史民俗資料館」に行っちょりました。あまり見に来るヒトは居ませんが、興味深い資料の並んだ素晴らしい資料館ですな。明治期に建てられた初代役場の建物が移築されて、資料館別館として使われよりました。この建物も風情があってとてもいいです。
それから、全国的にも有名な「津野山神楽」が納められる中心的神社「三嶋神社」へ言ってみました。この地域は、10世紀の昔、津野経高氏によって開かれた「津野山郷」と呼ばれた地区です。その経高が、伊豆より三嶋大明神を勧請したのがこの神社の始まりと言われちょります。また、藤原純友の乱の際に純友征伐に向かい、伊予三嶋大明神に詣でて、乱平定後帰国した際に伊予三嶋大明神も勧請して祀ったと伝えられちゅうそうです。
写真の橋は、その檮原川に架かる参道の橋で、近年この地区の木材を使って作られたのだそうです。ちなみに総工費2億3千万円とのこと。しかしすばらしい趣のある見事な橋であります。真ん中の休憩所からJr.達がこちら向いちょります。
この神社の境内には檮原町の指定文化財である「ハリモミ」の木が聳えたっております。豊臣秀吉が朝鮮に兵を出した際、土佐の長宗我部元親も従軍しました。長宗我部元親に従っていた津野親忠が、朝鮮から帰ってきたときに持ち帰って植えたのがこの「ハリモミ」だそうです。従いまして樹齢400年を越えます。樹高約30m、周囲3.7mで、地元では「朝鮮松」とも呼ばれゆうそうです。
いろんなところへ行くといろんな事がわかっておもしろいですね。