道路拡張直前の介良中心部〔3788〕2013/08/29
2013年8月29日(木)早朝は晴れちょりました
来よりますね、台風。久々に、こっち向いて来よります。少々の雨は嬉しいですけんど、台風はちくと困る。被害の無いことを祈るばかり。
昨夜は、久々に、会社から走って帰りました。う〜ん、涼しい。夕方の気温は、表示ではまだ30℃。ですけんど、こないだまでとは明らかに違う風が吹きよります。実に走りやすい気候になりました。家まで14km、快適に走れました。
会社と自宅の間、色んなルートを走るがですが、一番多いのは、国道55号線の南の小さい道。車も少ない田んぼ道で、田んぼの香りや、民家から流れて来る夕餉の支度の香りの中、ツクツクボウシなどの虫の音を聴きながら走る気持ち良さ。
で、意識して、山裾を通るのには、理由があります。山裾の道には、山の森から、ひんやりとした風が吹き下ろしてくるきです。これはもう、ホントに心地良い風。不思議ですよね、気温が全然違う感じがします。
大そねを過ぎて吾岡山の南麓、そして船岡山の南麓。街中とは思えんような、静かな森の道。そっから西進すると、潮見台の山裾。
で、介良富士の北麓を抜け、介良の、昔からの集落へ。
そっから、田んぼの中の小さな農道を通って絶海池の脇にでて、五台山北麓。絶海池と五台山に挟まれた集落の中の道を西進して青柳橋。そして若松町を抜けて自宅に到着。冷水シャワーを浴びて、ビールを飲む。
これが私のささやかな楽しみなのであります。
走って帰った翌朝は、前日に自宅に置いてきた折り畳み自転車で出勤。今朝もそうでした。涼しい夜明け前の風の中、心地良く出勤。昨日走ったがと、ちょっとだけ違うコースを選択。その方が楽しいですきんね。が、ここ、介良は、昨夜と同じ道を逆に走りました。この風景を撮影しちょきたかったきです。
潮見台の東側、伊達野界隈は、今、東部自動車道の工事で風景が変わりつつあります。あの辺にインターができるがでしょうか。で、それに合わせて、そこに接続する介良通りも拡張されるがにかありません。介良富士北麓など、もう、拡張された部分もあります。
ここは介良の、昔からの中心部。左手に駐在さん。その向こうが農協。ちくと見えにくいですが、左端に、介良村が高知市に合併した際に立てられた碑が見えます。この風景、たぶん、もうまあ、激変すると思います。このしゅっと西は、既に、道の南側の家々が取り壊されちょります。アッと言う間ですね〜。こないだまで家が並んじょった場所が、空き地になっちょりました。
そんな訳で、この右手の家々も、しゅっと壊されることになると思います。
この風景は、何十年も変わらない、介良中心部の風景でした。高知市に合併する前は、介良村の村役場もありました。その慣れ親しんだ風景も、まもなく、大きく変わってゆきます。その直前の風景を、今朝は撮影してきました。
世の中の「現在」を記録していくことは、意外と、軽視されちょりますよね、新しいものができて、それを喜んで記録したりはするがですが。
なんでもない、普通の、ありふれた「現在」。しかしそれを記録すると、時の経過とともに貴重なアーカイブになり、人々の記憶への大切な大切な手助けとなります。
変化しないと思いよった街も、知らない間に、変化していきます。