つい、こないだまで、種馬所でした〔3638〕2013/04/01
2013年4月1日(月)良いお天気
今日から4月か〜。
良いお天気になりました。もう4月。なんということ。もう4月。時間が流れるががどんどんと速うなりゆうような気がします。気がしますよね?年取ると。
で、今月の17日で、このにっこりひまわりも10周年となるのでありますねえ。10年ですきんねえ、10年。まだ、40代になったばっかしやった青年?も、もう50の峠を越え、中年から壮年へ。まだ、老年と呼ばれるのはちょっと辛いですが、まあ、そんな年齢になってきました。
そう。このにっこりひまわりを最初から読んで下さりゆう貴方、あれから10才、年取ったがですよ。ご存知でしたか?
さて。ここは今朝の鏡野公園。土佐山田、神母ノ木から龍河洞の方へちょっと入ったところにある、広い公園。なんと言うたち桜の名所。もう、かなり散っちょりましたが、昨日一昨日の週末は賑やかやったでしょうね、花見客で。
この鏡野公園が公園として整備されたがは昭和53年。それまで、ここは、種馬所(しゅばしょ)と呼ばれた、県営の、馬の飼育場でございました。もちろん繁殖も、ここでやりよりました。元々、大正元年に国立の種馬所としてスタートし、軍馬や農耕馬を中心に繁殖してきましたが、戦後、軍馬の需要はなくなり、農耕馬も、徐々に機械に取って代わられ、そしてついに閉鎖されることになったのでありました。今から40年近く前のこと。
公園として整備される際、元々の種馬所に植えられちょった桜の木は、残されました。昔のああいったオオヤケの施設には、よく、桜が植えられちょります。造幣局なんかが代表的。で、この種馬所も桜が多かった。
その跡地に整備された公園も、そんな訳で桜の名所に。その後、工科大学が隣にできたりしながら、桜の数も増やされ、現在に至っちゅうのであります。
この写真。
ヒトッチャア桜を写しちゃあせんぢゃいか、と言われたらそう。いや、公園内の、種馬所時代の痕跡を探しよったので、こんな写真になってしまいました。
ここで夥しい数の馬を飼育しよりました。当然、大変なのは糞尿の処理。もちろん堆肥用に、農家に分けられよったとは思いますが、処理をするがはオオゴト。そんな理由もあるがでしょう、公園の周囲を囲むように、そして内側も縦横に、水路のようなものが張り巡らされちょりました。写真は、その一部。
この土管のようなものと、その橋。そして向こう側につながる水路。これは、たぶん、種馬所時代の痕跡。
こうやって眺めると、今にも馬のイナナキが聞こえてきそうな気がしますね。
今でも、我々より上の世代は、ここのことを種馬所、しゅばしょと呼びます。40年以上が経過しても。40年なんぞという年月は、我々以上にとっては、もう、あっという間なのでありました。