潮江用水の終着点〔3490〕2012/11/04
2012年11月4日(日)晴れたり曇ったり
今日はちょっと雲があります。昨日、三嶺、行ってきて良かったです。あんな素晴らしいお天気の三嶺も、そう再々は行き当たらんと思いますき。
で、足首は大丈夫やったですが、まあ、無理せんづくとに、今日はしまかにしよります。
ここは桟橋。桟橋のところから新田方面に、新しい大きい道路ができちょります。その道路沿い。こっから東に目をやると、以前ご紹介した競馬場の痕跡カーブ、南高校の西の道路が見えます。この池のようなところをご紹介しましょう。
以前、潮江のこだわり農家、潮江雪太郎さん(仮名)に、潮江用水のご案内をしてもろうたことがあります。2010年3月7日のこと。それまでは、全然面識もなかった潮江雪太郎さん、このにっこりひまわりで、ひまわり太郎がビッシリ潮江天満宮の水路を話題にするがをご覧になって、こりゃあ、一回案内しちゃらんといかん、と思うたようです。それで、連絡を頂戴し、その日を迎えた訳です。
潮江用水の取水は、神田川。空気式の堰からポンプアップして、川の水面よりかなり高い場所からスタートします。そして、白眉は、吉野川をくぐり抜けるサイフォン。こないだもご紹介しました。そのサイフォンを抜け、筆山の裾から潮江天満宮の脇へ。そして、天満宮の境内を通り抜ける訳ですが、その水路の風景が好きで、今迄、これとかこれとかこれとかこれとか、まだまだ一杯ありますが、とにかくビッシリ撮影して紹介してきた水路。これも潮江用水やった訳です。潮江天満宮から西進、明治維新の悲劇「堺事件」の土佐藩隊長で、一番先に割腹した箕浦猪之吉さんの生誕地横を通って潮江の平野へ。
潮江東小学校の西で暗渠になり、高圧ポンプで潮江地区全域に用水を送りゆうそうですね。そして、最終的にはここに出て来て、そして高知港へと排出される、ということでした。雪太郎さんには、神田川の取水地からここまで、ずうっとご案内してもろうた訳です。
その後、その人物が、こだわりのトンデモ野菜を生産され、関東などの高級量販店とかに出荷されゆう農家さんであることが判明。あの、山形のアルケッチャーノ、奥田シェフ、情熱大陸で紹介された奥田シェフも、彼の野菜を好んで使いゆう、というのであります。
そしてまたこだわり農家さんとかとのネットワークが素晴らしく、小生も混ぜて頂いて、飲んだり飲んだり飲んだり食べたり。いやいや、潮江用水に興味を持ったご縁がこんなになって嬉しい限り。
このお百姓さん、なかなか、行政や系統に対しても厳しい意見を申しますので、その飲み会は、いつしか秘密結社ホニャララ会。ホニャララの部分は雪太郎さんの本名の名字ですが、そんな名前がつけられ、日夜、高知の将来を語り、意見をする集まりになったのでありました。例えば、雪太郎さんの野菜は、銀座にある山形県のアンテナショップのレストランで使われゆうのに、高知県のアンテナショップには、行政の事情で納品することが物理的にできんなっちゅうのは何故か?などといった話。そんなこんなで秘密結社Tシャツも作り、地元のマスコミの方も読んで、秘密結社の会合を繰り広げることになったがはご承知の通り。
そんなきっかけになった、潮江用水終着点を今日はご紹介します。