三宅坂上の仙台屋桜〔3396〕2012/08/02
2012年8月2日(木)東京は快晴
と、いう訳で、今朝は東京。昨日の夕方の飛行機てやって来ちょります。その飛行機では、貴重な体験をしました。ひまわり太郎、以前にもつづけて2度、離陸直前に飛行機が止まるという貴重な体験をしましたが、昨日のはなかなか良かったです。
房総半島の方から羽田に着陸をはじめました。右手のすぐ近くに浦安の干潟、そしてディズニーランドが見え、高度を下げて間もなく滑走路、というタイミングで、右に旋回しながらまたまた高度を上げ始めたではありませんか。天気はこれ以上ないくらい穏やかで、いったい何が起ったのか。客室乗務員さんの「原因がわかりましたら、また、お知らせします」というアナウンスが不安を煽り、そして飛行機は都心部へ。
東京タワーのすぐ横上を通り(こんな近くを飛んで良いのか、と思うくらい)、皇居のしゅっと上をかすめ(皇居のこんな近くの上を飛んで良いのか、と思うくらい)、極めつけは東京スカイツリーのすぐ上の横をすり抜け(こんな近く、ホントにかまんがやろうか、と思うくらい)、上昇していったのでありました。まだ、説明のアナウンスはありません。
かなり上昇したところで、機長さんから、着陸直前に滑走路に鳥の死骸があることが判り、着陸をやり直すことにした、という平身低頭(姿が見える訳ではありませんが)のご説明がありました。
ひょっと、車輪が出んがやないろうか、とか、いやな想像を膨らませよった機内に、安堵の空気が流れたがは言うまでもありません。
たいしたトラブルではないことがわかって安心すると、これはなかなか貴重な体験であることがわかってきました。皇居を近くの上空から眺め、東京スカイツリーを、しゅっと横上から間近に見ることができた訳です。こんな貴重な経験をさせてくれた機長に感謝。朝からごめんなさい。ダジャレです。
さて、そんな経験をしたので、今朝は皇居を久々に走ってみることにしました。ホント、久々です。2008年4月22日以来で、一周してきたのは2007年5月17日以来かも知れません。
話には聞いちょりましたが、増えちょります。皇居の周囲を走るヒト。以前よりも、随分と増えました。都心の、緑豊かなエリアですき、人気が高まるのは当然っちゃあ当然。走る方々は、ホントに老若男女、バリエーションがものすごい。
前回も、三宅坂の風景をご紹介しました。皇居の周囲で、一番見晴らしがきく場所。坂道であることがよくわかる三宅坂。坂の上には、戦前、陸軍の参謀本部があって、偏差値エリートが閉鎖的コミュニティをつくって戦争へ邁進した、その総本山でした。参謀本部作戦課は特にエリート意識が強く、陸軍大学トップクラス卒業者のみで占められ、他部署の出入りを禁じちょった閉鎖空間やったそうです。
参謀本部のあった場所のもうちょっと坂の上に、現在、国立劇場があります。その正門を入ったところで、「高知市内」という文字が目に飛び込んできました。ビックリ。
写真左の案内板。ここに植えられちゅう桜のことを書いておりました。この桜は「仙台屋」。牧野富太郎博士が命名した桜で、高知市内の仙台屋というお店の庭にあった桜。国立劇場開場40周年を記念して、平成18年に植樹したがやそうです。高知の牧野植物園にある仙台野桜はコレ。
皇居の周り、夜明けとともにセミの声。高知と違うのは、主力がミンミンゼミということ。クマゼミはおりません。同じ日本でも、随分と違うもんです。今日も暑い一日になりそうな、そんな東京。