丸の内緑地の鳩〔338〕2004/03/19
2004年3月19日(金)快晴
いよいよ花見シーズンが近づいてきましたね。高知で花見のメッカと言えばもちろん高知城。3月終わり頃の高知城は、賑やかな宴会が所狭しと繰り広げられ、酔客がうろつきまわるとても楽しいスポットでございます。
写真は、高知城南東部、丸の内緑地の橋から高知城天守閣を見上げたところ。提灯が花見のムードを盛り上げてくれちょります。
この「丸の内緑地」の場所には、江戸時代は、馬場や厩などがあったそうです。幕末の争乱期には、ここで毎日軍事教練が行われていたとのこと。
明治維新後は、まず、女子師範学校が建てられ、その後その建物は警察署になります。また、ここには、大日本武徳会高知支部の「武徳館」も建てられちょりました。明治45年、ここに「高知公会堂」という立派な建物が建ち、物産陳列場や県議会議事堂として利用されたそうです。
しかし、ここにあったすべての建物は、戦災を受けて焼失、戦後はしばらく」空地になっちょりました。
昭和25年、「南国高知産業大博覧会」がこの場所を中心に開催され、その時に建てられた建物の一つが残されて「高知中央公民館」として、様々な文化活動の中心になりました。昭和51年に公民館が移転、その後、緑地に整備されて現在のような姿になっちょります。
ここにあった公民館、ひまわり太郎が子供の頃は、ここくらいしかステージのある建物が無く、演奏会や手品ショーを見にきました。高知市内の小学校の合同音楽会もここでやりましたよね。ここから歩いて5分の追手前小学校に通うひまわり太郎は、楽器を持ってここまで歩いて来て出演したことを微かに覚えちょります。
ところで、この橋の上の「鳩」がこちらへ向かって来るががわかりますか?
ここでは、鳩さんにパン屑などを与える人が多いので、橋の袂に立っただけで、餌がもらえると思った鳩さんたちが押し寄せてくるのであります。