三坂道路のリヤカー〔3339〕2012/06/06
2012年6月6日(水)快晴!
昨日、梅雨入りかも知れん、と書きました。が、なにがどうして、今日は真っ晴れ。これでは梅雨入りにはなりませんね。今年初めてと言うたちかまんような夏空が広がっちょります。気温もやっと上がってきました。夏はこうぢゃあないといけません。
さて、今朝は松山へ行っちょりました。愛媛県の松山。で、午後には高知で会合がありますので、お昼頃、国道33号線を高知へモンて来ました。
松山の街からどんどんと南へ行きますと、国道は険しい山を登り始めます。三坂峠。標高720mの峠を越えると、後は、高知へ向こうて下るのみ。太平洋側と瀬戸内側の分水嶺は、かなり愛媛側に偏った場所にあるのであります。
その三坂峠を登るクネクネ道路の途中から、峠をショートカットして通る「三坂道路」が開通したがは今年の3月17日。3月23日のにっこりでもご紹介した通り、こりゃあ早いです。こんなんができるとは思いませんでした。ですきに、松山から高知へモンて来るがに、また、国道を使うようになりました。あのクネクネさえなければ、メッソ苦になりませんきに。
また、この道路ができたお陰で、真冬、積雪によるチェーン規制がなかり減ることが期待できるのであります。トンネルを掘ることで、標高600mくらいのところを
通っちゅう三坂道路。積雪も、だいぶ少ないでしょう。
さて、写真は、その三坂道路の久万高原町側の入り口。このような表示看板が立っちょります。そう。この道路は無料。
自動車専用道路ですき、この案内板に書かれちゅうものは通行できません。
歩行者はイカンでしょう。歩道もないですき、はねられます。自転車もこじゃんと危険。ゆっくりしか走れんですし、競輪選手のように速う走ったとしても、それはそれで危ない。原付バイクも、ゆっくりしか走れませんので、自動車の流れにのれんのでこじゃんと危険。
そしてリヤカー。これは危ない。第一、横幅をとりますき、路肩を通る訳にはまいりません。ヒトが引っ張るにしても自転車で引っ張るにしてもバイクで引っ張るにしても、そりゃあどう考えても危険。
ここで、歩行者、自転車、原付バイクがダメでも、リヤカーはOKという場合を考えてみましょう。リヤカーは、附近の住民の生活手段として、必要不可欠やったとして。すると、延長数kmのこの三坂道路は大渋滞。結局、皆、こちらの三坂道路を利用せんづくとに、旧の、三坂峠越えの国道を利用することになるでしょう。リヤカー恐るべし。
しかし現実問題として、このような立派な道路をリヤカーが通ることがあるでしょうか。現実問題として、最近、道路をリヤカーが走る場面もめったに見かけることはなくなりました。ですきに、この三坂道路、リヤカー通行可にしたとしても、リヤカーで通ってみる勇気のあるヒトは居らんような気もします。居ったら居ったで、それはなかなかオモムキ深い映像。シュールです。