命山計画、某専門家さんによる本格的試算〔3335〕2012/06/02
2012年6月2日(土)曇り
上岡八幡宮の、石垣の補修工事も、完成に近づいて参りました。番号が降られ、一度取り崩されちょった石も、再び元通りに組まれ、あとはこの上の玉垣を元のように並べて建て、灯籠を復元するのみ。玉垣再建はなかなか大変そうです。どうやって工事するがか楽しみ。
この上岡山の標高は33.9m。現在の空港の滑走路のところに戦争まであった室岡山、地元では「命山」「宝山」と呼ばれた山は28.2m。大津波や大水害から地元の人々を守ってきた命山は28.2mでした。
こないだ、素人文系ひまわり太郎のナンチャッテ試算で、標高30m程度の山を構築した場合に必要となる土砂の量について計算してみました。その答案は、約12万立方メートルということになっちょりました。
その試算を見たひまわり太郎の友人が、某専門家さんに頼んで、専門家による本格的試算をしてくれたのであります。素晴らしい!
その結果、やはり素人文系ではイカンな、ということがシミジミつくづくわかりました。当然ですけんど。
まず、前提として、避難用の高台となると、円錐形ではちくと具合が悪いであろう、ということ。そこで、その専門家さんは、四角錐形で試算して下さいました。そして、避難する広場が頂上に必要ということで、10m×10mの広場を頂上に確保。高さ10mごとに幅3mの小段を取って、命山の安定性を確保します。さすが専門家。法面の平均傾斜を25度(法面傾斜30度+小段2つ)として(う〜ん、専門的)、その必要数量は、なんと、20〜25万立方メートル。土台の必要面積は140m×140m。やっぱし、ひまわり太郎の試算よりだいぶ大きゅうなります。
更に、てっぺんに広場が無い場合も試算して下さいました。その場合は17万立方メートル。必要な土台は130m×130m。
なるほど。
命山の強度とかを考えると、これっぱあの土砂は必要になる訳ですね。てっぺん広場ありで、ナンチャッテ試算の約2倍、無い場合でも1.5倍の量が要りました。
南国市の津波最悪予想は16m。久枝地区界隈から前浜にかけて、住宅街の海抜は5mくらいあります。と、いうことは、30mの高さは必要ないかも知れません。と、思いよったら、今度は高さ10m、てっぺん広場10m×10mの命山に必要な土砂の量を試算してくれました。
それに必要な土砂の量はなんと12,000立方メートル。土台部分の必要面積は45m×45m。そうか。高さで全然必要量が違うてくる訳ですね。すごい。
10mの高さで間に合う場所もあれば、20m必要な場所もあるでしょう。その予想や過去の検証に基づいてつくれば、かなり現実的な、実現可能な計画がつくれそうな気がしてきました。
ついでのまんじゅうでわがまま言いたい放題させて頂ければ、20mくらいで試算して下さいますとこじゃんと嬉しいです。また、強度の問題はあると思いますが、津波の威力を分散させる意味で、四角錐ではなくて円錐形、という考え方もあろうかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
て、こんなオオヤケの場でお願いするようなことではないのでありますが、ついつい嬉しさと興奮で舞い上がっちょります。ご容赦を!
専門家さんに頼んでくださったIさん、そして専門家さん、ホントにありがとうございます。それにしても専門家さん、恐るべし。命山計画に向けて、一歩踏み込めました。