本日開業、東京スカイツリーと大江戸鳥瞰図〔3324〕2012/05/22
2012年5月22日(火)晴れ!
今日は良いお天気。今朝やったら金環食もキレイに見えたでしょうにね。高知でも、室戸とかではよう見えたにかありません。東京も見えたりしたようですね。東京スカイツリーと金環食の写真が、今朝の新聞に載っちょりました。
そう。東京スカイツリー、本日正午にオープンでございます。待ちに待った、東京新名所の開業。しばらくはこじゃんと混みそう。高知でいうたら、新しい回転寿司屋さんがオープンするときみたいな感じでしょうか。違うかも知れません。
このにっこりでも、東京スカイツリーの建設の様子を、何度かご紹介してきました。最初は、2008年10月1日。まだ基礎工事。次は2008年11月14日。基礎工事から、建ちはじめたばっかしのスカイツリー。その次が2009年4月28日。ちょっとづつ、地面から立ち上がり始めちょりました。そして2009年6月6日になると、付属の建物のかたちが見えてきました。それから、しばらくはよう撮影しちょりませいで、2010年2月16日になりますと、もう、300mを超えちょります。そして昨年、2011年8月25日には、おおかた今のかたちに近いスカイツリーになっちょりました。
今度、完成した姿も一度撮影してこんといけませんな。しばらくは、高知で新しい回転寿司屋さんがオープンした時みたいに混むでしょうき、ほとぼりが冷めるがを待って、行ってみたいと思います。
ところで、あのスカイツリーから眺める東京の景色は、江戸のひとたちにとっては馴染みのあるアングル、という話を以前にも書いたことがあります。
江戸時代に書かれた江戸の町の鳥瞰図は、かなりたくさんあります。こんながとかこんながとか。ご覧のように、このアングル、丁度、東京スカイツリーから眺めた景色のよう。江戸時代、もちろん飛行機もヘリコプターも、気球すらもありませんきに、どうしてあんなアングルの絵が描けたのか。まるで、スカイツリーができることを知っちょったように、鳥瞰図が書かれちょります。江戸の鳥瞰図では、このアングルが最もポピュラー。
ここに新しい電波塔を建設すると決めたのは、あの鳥瞰図のアングルから東京を眺めれるき、という理由やったら楽しいですな。違うでしょうけんど。
この写真は、いつもの野市、上岡八幡宮の西参道から西を眺めたもの。物部川の渡しがここにあった時代、川向こうの氏子さんたちは、川を舟で渡り、この参道を通ってお参りしよりました。渡し船がなくなり、廃れてしまった参道の狛犬や鳥居の柱が往時の痕跡をとどめちょります。
そして、遥か彼方。中央ちょっと左手のとっと向こうに、先の尖った山が見えます。あそこが烏帽子山。頂上に、テレビ塔が建っちょります。その向こうには柏尾山もあります。
五台山のテレビ塔が役割を終え、烏帽子山と柏尾山の地デジテレビ塔に移管しました。やはり、新しいテレビ塔の立地は、五台山よりも遠くから見える場所。あの烏帽子山の標高は359mですき、東京タワーの333mよりちょっと高いくらい。東京スカイツリーは634mですき、あの場所にスカイツリーを建てたとしたら、あの倍近い高さの塔が聳える訳です。こりゃあでかい。