たけのこの里〔3287〕2012/04/15
2012年4月15日(日)晴れたり曇ったり
今日は、午前中、高知の北山をたつくりに行っちょりました。とはいえ、山道を行くつもりではなく、山の車道をフウフウゼエゼエ言いもって走ってみる計画でした。で、北部環状線から、有名な沢田マンションの横を北上、薊野北町の方へ抜けて、高速道路の下から始まる急峻な上り坂を駆け上ります。車道ですが、なかなかの傾斜。一気に汗が吹き出て、心臓が心地よくバクバクします。
この坂道を登り切ると、秦泉寺から正蓮寺へ上る県道に突き当たります。そっからは県道を一気に小坂峠まで。峠にあるガソリンスタンドの標高表示は311m。鷲尾山くらいの高さ。で、そっから、南国市の白木谷方面へと走るつもりでした。丁度3年前、2009年4月19日にたつくったコース。
ところが、ちょっと東へ行くと、土佐神社へ下って行く標識が。ホントやろか、と思うて、ちょっとそっちへ行ってみることにしました。iPhoneの、GPS付きの地図で確認したら、そちら下っていく道があるにかありません。正蓮寺のゴルフ場の中を突っ切っていく道。しばらく下っていきましたが、途中で、下りて行きたかった道ではないことに気付き、またフウフウゼエゼエ登ります。で、目的の道の下り口が判明。
正蓮寺のゴルフ場の18番ホール。その、ティーグランドの手前を、左へ下って行く、狭い、コンクリートで舗装された道があります。それ。高知でゴルフする方はイメージできますでしょうか。そっから、大昔にコンクリートで舗装はしたものの、最近誰も通った形跡のない、鬱蒼とした森の中の道を下っていきます。
竹やぶのところもあれば、杉の林もあれば、雑木林もあります。そして、湿気が多いようで、シダ類がすごいですね。たぶん、かなりの種類のシダが群生しちょります。たくさん写真を撮ってきました。
そうやって下って行きゆうと、いつしか舗装がなくなり、道が狭くなり、遂に、道もなくなってしまったのであります。ここで今一度iPhoneを取り出して確認。すると、途中で、道を間違えちょったことが判明。間違えた地点まで200mほど戻ります。しかし、正しい道も、なかなか狭く鬱蒼とした山道。今一度、さっき間違えた道へ戻り、道が無いなったところから竹やぶの中を下っていってみろうとしましたが、ちょっと行ったところで断念。遭難しそうな雰囲気になってきたんだもん。
で、またまた元の道に戻って分岐から山道を下っていったのでありました。そして段々と歩きやすい道になってきたと思うたら、かなり明るく拓けた感じの竹やぶに出たのであります。そしてそこは、たけのこの里でした。
地面にはおびただしい筍。たけのこ。まだ小さいのもあるので、丁度、今掘ったら最高やと思います。写真は、下って来た道ですが、このようにあちこちいたるかしこにたけのこだらけ。もちろんヒトンクの山ですき、勝手に掘ったりはせられません。が、この広大な竹やぶにたけのこがまさしく「群生」。感動しました。
ここは不思議な場所。左手向こうにブルーシートがかかった所が見えますよね。あれは、杉の自然木をそのまま柱にしてつくった展望台のような施設。上に、木でテーブルがこさえられちょりました。あそこで高知の街を睥睨しながらバーベキューでもするがでしょうか。
そして、こっから更に下ると、そこもたけのこの里。丁度、収穫されよりました。2名のおんちゃんと1人のおばちゃん。掘られたたけのこが道の脇に積み上げられ、それはそれはおいしそうでございました。
今日は、車の音が聞こえるような高知市近郊の山でも遭難しょうと思うたらできる、ということを勉強しました。そして、こんなちっかい場所にたけのこの里があったことも勉強になりました。支障があったらいかんので、正確な場所は申し上げられません。迷うて遭難したらいかんので、18番ホールから下りていくがもやめちょいた方がエイと思います。
ひまわり太郎の大好きな、突然思いついてチャレンジし、後悔しながらも行ったり来たりしてたつくる大冒険。こんな、ちっかい所でプチ大冒険をして、たけのこの里も堪能して、土佐神社にもお参りして帰って来た日曜日。
あの、土佐神社を指し示した案内標識で、土佐神社まで行ったヒトは、どれっぱあ居るのでありましょうか。