雪ヶ峰牧場の花見、春の贅沢〔3286〕2012/04/14
2012年4月14日(土)晴れて良かったです
晴れて良かったです。今日はお花見。
高知県宇宙利用推進研究会、通称「てんくろうの会」、漢字で書くと「天喰郎の会」というのがあります。高知県の資源を使い、宇宙を利用したビジネスが創出できないか、ということを研究する、壮大なプロジェクト。高知らしい壮大さがエイですね。
このプロジェクトが産み出したものに、宇宙から帰ってきた清酒酵母を利用してつくった土佐宇宙酒、そして、宇宙から帰ってきた乳酸菌を利用してつくった「宇宙を旅したヨーグルト」があります。ヨーグルトはもちろんひまわり乳業。
うちの可愛い乳酸菌は、ロシアのソユーズに乗って、宇宙に浮かぶ国際宇宙ステーションまで行ってきました。そのお見送りに、ひまわり太郎とJr.1号がバイコヌール宇宙基地まででかけ、打ち上げに立ち会うたがは2006年3月30日のこと。あの日前後のにっこりを見ると、ホントに懐かしいです。モスクワ、カザフスタンのバイコヌールなどなど。普通では絶対にできん経験でございました。
あの時、小学校5年生やったJr.1号も今や高校3年生。あの後地球へ帰ってきた乳酸菌は、ずうっと培養しつづけられ、今でも「宇宙を旅したヨーグルト」になって宇宙の風味を皆さんに楽しんで頂いております。
「高知」と「宇宙」。なかなか結びつきにくい単語を、無理矢理結びつけ、壮大な、てんくろう的な話を進めた高知県宇宙利用推進研究会。他の県ではこんなことせんでしょう、普通。
で、このてんくろうの会、毎年、ここ。土佐山田の雪ヶ峰牧場さんで、お花見をやりよります。土佐和牛の「ラムイチ」という部位のブロックを特製の釜で蒸し焼きにし、鉄板であぶって食べるがが絶品。牛肉の美味しさが凝縮され、これぞ肉の味。これを食べると、ふつうの焼肉は食べれんなります。
桜はもうこんな感じですが、それはそれ。花はどこにあるんぢゃい!
土佐では、大言壮語を吐き、人を驚かす人間を「てんくろう」と呼びます。桜の下で、他では絶対に味わえないお肉を食べもって、てんくろうな話で盛り上がる。春一番の贅沢。