上岡山は物部郷の命山〔3278〕2012/04/06
2012年4月6日(金)晴れ!
昨日は、早朝、四万十川沿い沈下橋RUNの後、宿に帰ってからひまわり乳業中村支店へ。やっぱし、早朝走った後の仕事は心地良いです。身体の中に爽やかさが満ち、やる気が溢れてくるのでありました。
で、支店を出て、四万十市中村から宿毛を経由して宇和島へ。宇和島城の桜がキレイでした。そして高速道路に乗って松山方面。高速ができて、宇和島松山間がこじゃんと短うなりましたね。宇和島にとってハッピーなことかどうかは別にして、便利にはなりました。
この開通によって宇和島の経済や観光がどうなるか、キチンと検証しましょう。それが、この先、四万十市まで高速道路が延伸した場合のモデルになります。地域がハッピーになることと道路の関係。
さて、昨日は松山から国道33号線を通ってモンて来ました。あの国道沿い、それはそれは桜の美しい国道であることをご存知でしょうか。今の季節に通ると、あちこち、すばらしい桜がたくさん見れます。時間があればゆっくりじっくり楽しみながら走りたい国道。日本人がいかに桜好きかということが体感できる国道33号線。エイ国道ですね。
写真は今朝の野市、上岡八幡宮さん。今から200年近く前の文化年間にご寄進された石段の途中から、差し込んで来る朝日を撮影してみました。手前の桜、早くも葉桜になろうとしよります。桜が散ってしまいますと、高知は、もう、初夏へと季節が進みます。石段下の紫陽花の葉っぱが大きく広がってきました。
この上岡八幡宮が鎮座まします上岡山は、標高30mるらいでしょうか。南国市や香南市の津波高最悪想定でも、この山は大丈夫な高さ。ですきに、この近在の皆さんは、もし、最悪の津波が物部川を遡上してきたとしても、この山に登れば大丈夫。ここが物部郷の「命山」。
こないだ発表された想定で、とにかく逃げることの重要性を、やっと行政も認識したようです。わかりきったことながですが。そして逃げる場所の想定に、避難タワーではなかなか難しい地域がある、ということもやっとわかってきたようです。ですきに、標高30mクラスの「命山」を人工的につくる、とうのは、場所によっては効果的であると思います。
こないだ話にでた、土佐山の石灰で排出される微細石灰を使う、というのもあるでしょうし、震災瓦礫を埋め込む、というのもアリかも知れません。
もちろんすべての地域で有効な方策ではあろません。山をつくるには、場所が必要。それが一番の問題点の様です。が、行政と住民が必死になれば、解決策はでてくるかも知れません。「命山」は、避難タワーのように老朽化しません。一度つくりあげ、樹々が生えれば、津波に流されてしまうこともありません。
防災や土木には素人のたわごとかも知れません。が、各地に、その地域の多くの住民の命を救うてきた「命山」があるのは事実です。