住吉野、田植えの済んだ風景〔3262〕2012/03/21
2012年3月21日(水)快晴!
今朝は高知。昨日、あれから最終の飛行機でモンて来ました。羽田空港の滑走路が混んじょったので、かなり遅れ、高知空港到着は夜9時をだいぶまわっちょりました。が、昨日新札幌の駅で別れた大黒さんは、オホーツク、興部の家に帰り着いたのは9時半やったそうです。北海道、恐るべし。
しかしまあ、これっぱあ気候が違うがですき、開拓に入った皆さんの苦労は量り知れんものがあったでしょう。都道府県別に、北海道開拓に入った人数がグラフになっちょりましたが、青森などの東北の方が多いですね。距離的に近いということもあるでしょうし、寒さや雪に慣れちゅうということもあったでしょうか。
こんな南国から行ったヒトは、気候の違いを克服するがに大変やったでしょう。そんな開拓の歴史を、昨日行った開拓の村の隣の開拓記念館で勉強できます。北海道へ行きましたら、ぜひ、行ってみることをお薦めします。
ここは今朝の南国市、住吉野。その山のように見える部分が船岡山。やった場所。以前は標高54mの山であった船岡山は、こうやって横から見るとわかりませんが、外周の樹々だっけ残して、内側は掘り尽くされよります。珪石の採掘にかありません。左端の建物が、掘り返された後に造成した土地に遷しかえられた住吉神社さん。
この界隈が住吉野、この西側が伊達野(いたちの)、その西が介良野(けらの)で、この東側が西野野。地名に全部「野」が付いちょります。現在は美田の広がる静かな地区。西野野には、2011年6月25日にご紹介した弥生の集落遺跡があり、南北に延びる道の遺跡もあったことから、この界隈、かなり古くからヒトが住み、発展してきちょったことがわかります。
この界隈の田んぼは、結構早い時期から田植えをします。今日はご覧のように田植えの済んだ田んぼがちらほら。この横には菜の花やハクモクレンが満開で、春の野は、ひねもすのたりの雰囲気満載。
昨日見た北海道の景色は、畑も野も、一面の雪景色。かたや高知はひねもすのたりの田んぼの風景。こりゃあ、同じ日本と言うたち、様々なことが違うてくるがも当たり前。土佐人は、明るく開放的ではあるが粘りに欠ける、というのは、まったくもって納得できるのでありました。