迎春花と文学碑通り〔325〕2004/03/06
2004年3月6日(土)晴れ
今日は高知。
昨日の高知新聞の夕刊一面に、市内桜馬場の川を彩る「黄梅(おうばい)」の写真が載っちょりました。昨日は24節気のひとつ「啓蟄(けいちつ)」ということで、暖かくなって虫がはいだしてくる時分という節目だったんですが、結構冷え込みましたね。そう簡単には冬も立ち去りません。
でも、ご覧のような春の訪れを感じさせてくれる風景も、街のあちらこちらで見られるようになりました。「黄梅」は、中国では「迎春花」の名で呼ばれるのだそうです。昨日の新聞に誘われて、今朝は高知城の西「桜馬場」に来ちょります。
写真の川は「江ノ口川(えのくちがわ)」。黄梅が咲き誇る土手は、にっこりひまわりにも何度か登場した「文学碑通り」。ここに、槙村浩の「間島パルチザンの歌」の碑[224]や、物理学者寺田寅彦の文学碑[239]、馬場孤蝶の文学碑[276]があったりします。自由民権運動の理論的指導者「植木枝盛」の家は、このすぐ西側ですね[226]。
川の反対側は「城西公園」。ここには、20年程前まで高知刑務所がありました。高い塀がぐるっと周囲を取り囲んでいたのを思い出します。今では、花がたくさん植えられたきれいな公園として市民の憩いの場になっちょります。
今朝もはやくから、たくさんの方が歩いたり犬の散歩をしたりしよりました。