煮干の日〔3226〕2012/02/14
2012年2月14日(火)小雨
今日は2月14日。煮干の日。全国煮干協会が、1994年に制定した記念日やそうですね。二に、棒に、四という語呂合わせ。Jr.2号が言いよりました。部活の友人たち(男)で煮干しのプレゼントをやりあうそうです。この時期、男子中学生はオマヌケ。
さて、写真は今朝の宝永町。朝の汽車に乗って出張に出る為、宝永町を朝一番の電車に乗りました。この電車が、はりまや橋方面へ向かう一番電車。いの行きです。
路面電車は、今、世界的に見直しが進み、市街地中心部活性化の切り札と目されちょりますが、高知ではまだまだそんな意識も取り組みもないですね。
路面電車を見たり乗ったりすると、なんとなくノスタルジーを感じてしまいます。古い時代からの遺物のような感じでしょうか。
確かに、今朝のこの電車も、なかなか高齢。昭和39年3月に大阪でつくられ、高知の路面をずうっと走り続けてきました。なんともうまあ48年。土電の電車には、もっと年上のものもありまして、その物持ちの良さを誇っちょります。
この電車、昭和49年までは、郊外路線である安芸線にも乗り入れて走りよったとか。この電車でのったりまったり安芸まで乗ってみたかったです。
他の乗り物で、こんな長い寿命で現役で活躍しゆうものがあるでしょうか。昭和39年製の自動車が現役で走りよったら、クラシックカーとしてかなり価値があるものと見なされますでしょう。飛行機では、こないだまでYS-11が飛びよりましたが、もう、日本の空からは去ってしまいました。
運転手さんが、この電車を運転しゆう姿は、なんとも言えずノスタルジック。ブレーキのかけ方など、かなりの勘とテクニックを要します。ギュッギュッと動かすと、しばらくしてからギギーッとブレーキがかかりはじめるあの感じ。
ただ、これからの街中活性化を狙うなら、新しいバリアフリー車両も必要でしょうし、路線も見直し、まちづくりを最初から構築し直さんといけません。が、高知の目指すべきはそっちでしょう、間違いなく。道路が縦横に整備され、トラックが行き交う産業都市ではない。
人口が減少してシュリンクしていく社会。都市計画にもそんな視点と長期的な深い深い考えが必要です。