南国市久枝の、津波避難施設からの風景〔3214〕2012/02/02

2012年2月2日(木)快晴!
今朝は高知。昨日の午後の飛行機でモンて来ました。それにしても今朝はシビコオリました。冷やかったですね。ひょっとしたらこの冬一番。
さて、ここは南国市久枝。高知空港の南、物部川河口の西側に位置する集落。ここは、近くに高台がなく、津波対策が急がれる、という話はビッシリ書いてきました。ちなみに、この写真を撮影した場所は、なんと、この久枝地区の津波避難場所。今回の東日本大震災が発生する前につくられたものですき、仕方ないと言えば仕方ないですが、あの津波の映像を見たヒト達が、ここへ避難してくるでしょうか。
ここは、久枝の消防の屯所。外観を、昨年4月16日のにっこりでご紹介しちょりますので、ご覧になって見て下さい。ここは海岸沿いの集落。しゅっと南には海岸線。安心できる高台、琴平山までは3km以上あります。海抜11mの、前浜、伊都多神社までが1.5km。さて、これはなかなか厳しいです。
ご覧のように、この集落の北側には高知空港の滑走路。空港ビルまで逃げるにしても、2km近くはあります。
前回、この施設をご紹介した時にも書きましたし、あの震災からビッシリ書いてきゆうように、この滑走路の所にあった室岡山(標高29.6m)は、太平洋戦争の際、海軍飛行場建設によって撮る崩されてしまいました。過去の津波から大勢の命を救うてきた「命山」でしたが。
で、こういった、津波からの逃げ場がない海岸地区に、人工の「命山」をつくる、という「命山計画」を、ひまわり太郎は推進して行きたいがです。
その、計画の賛同者、I君から、貴重な情報を頂戴しました。
南海地震に詳しく、あちこちで講演に引っ張りだこの、高知大学の岡村教授に聞いたところ、今回の震災で、仙台空港近く、楽天イーグルスのサブグランド近くにある人工の小山が津波でも流されず、立派な安全地帯になったということです。まさに「命山」
こんな避難施設を100個つくりより「命山」。それには、市町村だけではない、県や国も一緒になった取り組みが必要。なんとか実現していきましょう、命山計画。