はりまや橋、路面電車、梅の花〔3211〕2012/01/30
2012年1月30日(月)晴れ
ここは、今朝、4時半頃のはりまや橋交差点。北向きに撮影しちょりますので、この突き当たりが高知駅。4時半くらいと言えば、道路を走る車も少なく、静かな静かなはりまや橋。
左手にお菓子の浜幸様の本店が見えよりますが、昭和40年代まで、その北側を堀川が流れよりました。その堀川に架かっちょった橋がはりまや橋。
こないだ、北海道からお客さんが見えちょりまして、高知の街をご案内しつつ、日本三大がっかり名所の話になりました。はりまや橋を訪れる観光客さんはいまだに多いですが、何故、はりまや橋が有名になったか、といういきさつを、ほとんどの方がご存知ないのは残念です。あの、幕末、日本を沸かせた高僧スキャンダル事件。まあ、その話は、このにっこりではビッシリ書いてきちょりますので、ご興味がございましたら、「今日のにっこりひまわり」の記事検索でご覧になってみてください。
ともかく、坊さんがかんざしを買うた小間物屋さんは、この写真の右端の白い建物界隈にあったそうです。そこで応対したおんちゃんが噂を広めたことからスキャンダルが始まっていったのでありました。そんな話を、はりまや橋周辺に、わかりやすうに掲示してくれたらエイと思いますがいかがでしょうか。ちっとは違うと思います、がっかり度が。
ところでここは路面電車の交差点。最近、土電の電車の存続について、新聞に載っちょりました。県外から来られた方は、この路面電車をこじゃんと羨ましがります。今、エネルギー問題や、都市中心部再開発などの流れの中で、市内を走る路面電車(トラム)が世界的に注目されちょります。こんな話を、皆さんご存知ながでしょうか。
例えばフランスのストラスブールでは、1960年に一旦廃止されちょったトラムを1994年に新しいスタイルで復活、都心部での自動車交通は廃止して、大成功をおさめちょります。日本でも、新たに路面電車をつくろう、てな動きが活発化してきゆう現在。せっかくある路面電車を、財政的理由で廃止するのはちょっと問題でしょう。これは、多分に公共交通と行政の問題で、私企業の問題ではない。高知らしい、これからの新しい交通体系とまちづくりに関する考え方が必要でしょうね。
話は変わりますが、今朝、潮江天満宮に久々に寄っちょりましたら、早咲きの白梅の花がほころび始めちょりました。もう、高知は春近し。