黄金色の朝日、黄金の日日、ブースカ月へ行く〔3166〕2011/12/16
2011年12月16日(金)快晴!
今朝は高知。昨日の最終便でモンて来ました。結構冷える朝です。
ここは今朝の上岡八幡宮さん。竹林の向こうから輝く朝日。日の出直後の上岡さんの森は、黄金色の朝日が差し込んで来て、森の木陰の部分と朝日の黄金色の部分が混じり合い、えも言われぬ美しさ。
黄金色のお日様で思い出すのは、大河ドラマ「黄金の日日」。タイトルバックの、海に沈んで行く夕陽が印象的でした。こないだ、その黄金の日々の脚本家、市川森一さんが亡くなりました。あの大河ドラマ「黄金の日日」は、丁度、歴史に興味を持ち始めた高校生の頃であったこともあり、こじゃんと印象深い作品でした。いや、ドラマのつくりが、他の大河とは違うて面白く、ほとんど欠かさず観たもんです。すべての大河ドラマのなかで、一二を争う印象度でございます。秀吉が緒形拳で、信長が高橋幸治という、太閤記以来の鉄壁の布陣。我々から上の世代では、この配役でしか秀吉信長がイメージできんくらい。そして、根津甚八の五右衛門も良かったですが、一番好きやったがが川谷拓三の善住坊。鉄砲の達人でした。
さて、その脚本家の市川森一さん、今日の高知新聞に、追悼の文章が寄せられちょりまして、それを読むと、様々なすごい作品を手がけられちゅうことがわかります。ビックリしたのは、脚本家デビュー作は、怪獣ブースカの「ブースカ月へ行く」やったこと。覚えちょります、この作品。怪獣ブースカは、ラーメンが大好きなおとぼけ怪獣で、なかなかエイ味出しちょりました。そのブースカが、竹取物語を読んで、かぐや姫に会いに月へ行く、というようなストーリーやったと思います。これ、ブースカシリーズの中で、唯一、ストーリーをなんとなく覚えちゅう作品。そうですか、あれが黄金の日日の市川森一さんやったがですか。
あと、映画で、片岡鶴太郎がエイ味出しちょった「異人たちとの夏」もそうながですね。江戸情緒の良さが満喫できる、素敵な映画でした。合掌。