介良富士の頂付近から朝日を拝む〔3161〕2011/12/11
2011年12月11日(日)快晴!
昨夜の皆既月食、ご覧になりましたでしょうか。晴れ渡った夜空の見事な天体ショーでした。ああやって時々刻々変化していくお月様を見ると、こじゃんと不思議で幻想的な感じがします。エイもんを見せてもらいました。
で、今朝は、早朝から介良の山をたつくりに行っちょりました。今日の目的は介良富士。小富士山というのが正しい名前のようです。こないだたつくった、鉢伏山と並んで聳えちょります。この山、山裾に朝峯神社さんが鎮座ましまし、太古の昔から霊山として尊崇されてきました。今日は、潮見台の団地の方から駆け上り、鬱蒼とした尾根筋を東へと抜けます。道はかなりわかりづらく、夏場ですとちょっとよう行かんような状態。山の頂上部からちょっと西へ下ったところに祠。説明板によりますればお伊勢様。こっから、遥か東のお伊勢様を遥拝するためにつくられた祠のようです。そっから少し下ると、大きな岩を組んだ石舞台のような「産宝さん」がおごそかに鎮座。朝峯神社の奥の院という位置付け。
ここまで参拝される方は滅多にいらっしゃらんようで、産宝様から麓の朝峯神社さんまでの山道はかなり歩きづらい状態。岩の多い急な斜面で。こけんように気を付けながら下っていきます。
朝峯神社さんは、三代実録や延喜式に出て来る由緒ありまくりの古いお宮さん。この山が富士山に似いちゅうことから、浅間神社から勧請されてきたということ。いつのことかわからんくらい昔のこと。
拝殿の奥に古い石段があります。そっからは女人禁制。石段の上に、大きな大きな女陰岩。一度、ひまわり太郎は知らずにその神聖な岩のところまで行ったことがあります。あまりの神々しさに、写真を撮影するのは控えてしまいました。今日は、拝殿から、石段の上を想いながら拝んで参りました。
写真は、介良富士の山頂近くから東の方向を撮影したもの。太平洋の上に、朝日が輝きながら昇っていきます。
誰も居ない、誰も通らない神聖な山の頂。神々しい、ただごとではない美しさ。