小雨に濡れる土俵と大谷神社〔3158〕2011/12/08
2011年12月8日(木)小雨
昨日の山の西南麓に、大谷という集落があります。そこの鎮座まします大谷神社さん。今まで何度かご紹介して来ましたが、雨の日が多かった大谷神社。この、幽玄な森の古いお宮さんには、雨がよく似合います。
夜 中にパンツ一丁の若者たちが甑の蒸し飯を備える、かなり独特のお祭りが今でも行われゆう、ということは、ビッシリ書いてきました。昔からこの神社だけに伝 わる祭の形態、風習が、今でも伝承されていきゆう訳です。「三代実録」貞観12年(870年)の項に記載がでてくる古い古い由緒をもちます。三陸で、貞観 地震が発生し、巨大津波に東北地方が襲われたのが貞観11年ですき、その翌年の記述。
現在のご祭神は天岩戸別命(いまのいわとわけのみこと)さん。天孫降臨の際に三種の神器と一緒に添えられて来た神様ということで、門を守る神様にかありません。この名前から連想される、天の岩戸に天照大神が隠れる話には、出て来ません。
さ て、写真は、夜明け前、小雨降る境内。参道脇に、ご覧のように土俵がしつらえられちょりまして、ブルーシートが被せられちょります。ブルーシートの上から も、土俵の丸い俵が見えますき、この土俵は、奉納相撲とかで使われゆう土俵であることがわかります。こないだ、全国大学選抜相撲高知大会が幕を閉じまし た。昭和27年から開催され、一時はすごい人気を博した大学相撲高知大会。大相撲人気が衰えたのは、一部知識人と称する連中が言いゆうような単純な理由で はありません。八百長なんぞをやりゆうき、相撲も人気が衰える、ということでは決してありません。他のスポーツが増え、盛んになり、子供達に相撲への興味 が薄れていきゆう部分が問題。
これから、地域のお宮さんを中心としたコミュニティがもう一度強く結びつけば、そのコミュニティの最大イベントとしての奉納相撲が盛んになると思います。これからの日本、特に高知のような地方は、文化、民俗、芸能などを磨き、グローバル社会に対抗していくべきでしょう。
などと、静かな静かな雨の神社で、ひっとり興奮しよりました。
ところで、いよいよ、明後日から、サーバーが移管します。ホームページアドレスはそのまんまですが、この、「今日のにっこりひまわり」のアドレスが変わります。もし、ブックマークをされちゅう方がいらっしゃいましたら、12月10日より、
http://www.himawarimilk.co.jp/diary/
に変更になりますので、ご注意下さいね!お手数をお掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。