河道はこんな感じ〔3124〕2011/11/04
2011年11月4日(金)晴れ!
昨日一昨日とご紹介した、物部川ジオパークモドキが露出しちゅう原因工事はここ。ひまわり乳業のしゅっと東。日の出直前の美しい空の下の工事現場です。
今、本流は、向こうの土手の手前を左から右へと直進しちょります。通常は、あそこから右に曲がり、川の痕跡みたいになっちゅう部分をこっちへ流れ、手前の土手に突き当たって左に曲がり、土手沿いを南進しちょります。
今、この、手前の堤防を補強工事するために、向こう側を堰きとめて直進させ、こちら側に水が来んようにしちゅう訳です。
とは言え、川ですき、いくら堰きとめても、水は地下から通ってきてしまいます。で、こんな風に、ちょっとだけ水が流れる景色になっちょります。
土手の上に、工事の概要を書いた説明板がありました。最近は、キチンと工事の内容を説明するような仕組みになっちゅうがでしょうね。有り難いこと。
さて、その説明を読んでみました。
近 年は、永瀬ダム等によって流量調節ができるようになって大規模洪水は発生しちゃあしません。が、「流路の固定化」によって「局所洗掘」等が起き、低水護岸 の崩壊や流失といった被害が発生しゆう、ということです。で、今回は、今一度貞水護岸をちゃんとして、その上に「高水敷」を造成、「高水敷幅」を確保する ことで、堤防の脚の部分への浸食を防ぐそうです。また、低水護岸は「低水路河岸」を護岸によって保護し、「側方浸食」の発生を防ぐとのこと。更に、「根固 め」は、低水護岸の基礎前面に「根固ブロック」を設置し、「局所洗掘」による低水護岸の被災を防ぐがやそうですね。
なんとなく雰囲気はわかりま す。川の護岸工事とかをしてきたため、川がおんなじ所ばっかし流れるようになってきたと。で、おんなじくを流れるもんぢゃき、そこが掘れて掘れて堤防の基 礎の所を浸食して、危ないことになっちゅうき、浸食されんように護岸工事をしちゃりましょう、ということにかありません。専門用語が多いと、外国語のよう になってしまいますな。
それにしても、なかなか、土木工事というのはオッコウなもんです。上に書いた永瀬ダムは、今、泥が溜まってしもうて濁りの原因になり、また、治水の為の貯水量も激減しちゅう、てな話もあります。