鏡川大橋の下の不燃ゴミと赭鞭一撻〔303〕2004/02/13
2004年2月13日(金)快晴
今朝も快晴!
朝の冷え込みが少しづつ緩み、少しづつ春めいてくるような気がします。
さて、毎月第2金曜日はひまわり太郎が現在住んでいる地区の不燃ゴミ収集日。鏡川大橋の下の集積場所はご覧のとおり。ここの集積場所はいいですね。堤防の上なので交通の邪魔になりませんし、何よりも雨が降っても濡れません。いつもご紹介する与力町の集積場所なんかは、雨の日は新聞雑誌類や布類の上にビニールシートをかぶせるなどの工夫が必要で、結構大変です。お世話する人も濡れますし。
この堤防の先は棒堤になっちょりまして、300mくらいで行き止まりです。その先には五台山が見えます。写真では、露光の関係で白くなってしまいうまく写っちょりませんが。
先日、にっこり[297]で、五台山牧野植物園に関連して牧野博士の行動規範「赭鞭一撻(しゃべんいったつ)」の第3条までご紹介しました。植物学を学ぶために自分で定めた心得ですが、我々の人生にも多いに参考になりますので、今日はその続き、第6条までをご紹介しましょう。
四、書籍の博覧を要す
本に書いてあることは、昔から今まで世界中の学者の研究の結実です。出来る限り多くの本を読み、自分自身の血とし肉とし、それを土台に研究しなさい。
五、植学に関係ある学科は皆学ぶを要す
植物の学問をする場合、物理学や化学(例えば光のせいで茎が曲がったり)、動物学(花粉を運ぶ蝶)、地理学(どこで、どんな植物が生えるか)、農学(有用植物の場合)、画学(植物画を描く場合)、文章学(植物を文章で表現する説明文)など、ほかの関係の学問も勉強しなさい。
六、洋書を講ずるを要す
植物の学問は日本や中国よりも、西洋の方がはるかに進んでいるので、洋書(西洋の本)を読みなさい(日本語や漢文の本ではだめです)。ただし、それは現在の時点においてそうであって、永久にそうではない。やがては我々東洋人の植物学が追い越すでしょう。[明治初期の話]。