西佐川駅の不思議〔3003〕2011/07/06
2011年7月6日(水)晴れ後小雨
ちょっとだけ涼しゅう感じます。このところ暑かったですき、クツロぎ ました。昨年の猛暑で、全国的に牛がコタイこんじょりまして、今年は種付けが遅れ、生乳生産量が減っちょります。そこへもってきて、こないだうちからの湿 気を含んだ猛暑が牛を襲い、生乳生産量がこじゃんと減っちゅうがです。温暖化の影響は、こんなところにもでて来ちゅうがです。
さて、今日は国道 33号線を通って松山までやって来ました。写真は、その途中の佐川町。国道からちょっと入ったクに、この、西佐川駅がございます。高知から行きますと、佐 川のひとつ手前の駅。ん?。佐川は、高知から言うと西にありますき、その一つ手前が西佐川とは、ちくとこんがらがります。実はJRの線路は、佐川の街の北 側をぐるっと回り込んでくるように敷設されちょりまして、そんなことになっちゅう訳です。
以前にも書きましたが、この西佐川駅が、利用客とか周辺の人口とかに比して、妙に大きく、また、こんな場所にあるがには、理由があるようです。いや、真相かどうかは定かではありませんが。2011年2月1日のにっこりでも考察しちょります。
明治の頃、鉄道を、瀬戸内側から高知まで敷設してくる計画が持ち上がりました。その際、松山から佐川経由で高知へ結ぶルートと、現在の土讃線のルートが検討されたようです。結果はご承知の通り。
その後、高知から西へ土讃線が延伸される際、土佐市ルートと現在のルートが検討され、将来、松山へつながるルートも考慮に入れた上で、高知から伊野、佐川を通って須崎へ抜けることになったとか。
たぶん、ここ西佐川駅は、その結節点になる予定やったがやないですろうか。で、妙に大きく、ホームが多い駅になっちゅうがかも知れません。
ですきに、ひょっとしたら、ここを起点にして松山に向かう鉄道が走っちょったかも知れん訳です。想像してみたら楽しいですね。
こ こを線路が走っちょったかも知れん、ということで言えば、高知の介良があります。路面電車を敷設する際、現在の高須~大津~後免ルートと、介良から後免に 抜けていくルートが検討された、という話を以前も書きました。たぶん、今の介良通りの電停のところから、南国バイパスを斜めに突っ切って介良の街中を通 り、介良富士の北山裾を通って住吉野方面へ抜けるルート。そこに電車が走っちゅう風景も、想像してみたら楽しゅうございます。