直島、ふたたび〔2940〕2011/05/04
2011年5月4日(水)晴れ
今日も香川。昨日、マテ貝をこれでもかと言うばあ穫って、高知へ持って帰りました。で、朝、またまた香川までやってきまして、高松から船に乗りました。直島。昨年5月9日にも行ってご紹介した直島。前回は、何の知識もなく出かけ、こじゃんと素晴らしいのにゆっくり観る時間がなかったことを反省。今回は、早めの高松からの高速艇で島に渡り、本村地区の家プロジェクトを堪能、そして今一度地中美術館を鑑賞してきました。
しかしまあ、すごい人気。ゴールデンウィーク中ということもあるでしょう、若者を中心としたお客さんは、それぞれの楽しみ方で直島を満喫しておられました。前回も書きましたが、この島だけではなくて豊島や男木島女木島、犬島など、一帯がアートによる街作りをしよります。で、そのレベルは高く、また、地域住民さんや飲食のお店屋さんなどもホントに素晴らしい。これぞ街づくり。
これは、ベネッセさんの美術館が核にはなっちょりますが、決してそれだけではありません。20年かかって、地道に、熱く、熱心につくりあげてこられたもの。嫌な気持ちになることなく、素敵な時間を過ごすことができる満足度の高い空間ができあがっちょります。
ここには、観光客におもねったり、目先の客をつかんで一儲けしちゃお、などという志はありません。聞いた所によれば、地元の高齢者が嬉しく楽しく住めるような、そんな直島にしたい、というのが考え方の基本にあるそうです。そうでないといけません。
写真は、本村地区の路地。昔ながらの家々が並び、普通の民家さえも、花をキレイに植えたり玄関口に統一のおしゃれな暖簾をかけたり、というのがすごいです。
夕方、宮浦港へ帰ってみますと、高松へ渡るフェリー待ちの夥しいお客さんが、広場を埋め尽くしちょりました。こりゃあ帰れるろうか、と思いよりましたら、大きなフェリーがもう1隻、増便されちょりまして、更にもう1隻、臨時便がでるという騒ぎ。
この瀬戸内アート領域は、またどいたち来んといかん、という気にさせてくれます。面白そうなものが多すぎます。ですきに、リピート客がこじゃんと多く、好循環を生んでいます。
地域の皆さんの思いが溢れた結果、街づくりにつながり、リピーター中心の観光客が増えているということ。これがお手本でしょう。
まだ、いっぱい見たいものがあります。また、行かんといけません。今度はいつ行きましょうか。