真冬、厳寒の朝のイナゴ〔2833〕2011/01/17
2011年1月17日(月)冷やい!
まっこと冷えます。山の方も、雪は峠を越えたようですけんど、今朝はまだまだ冷え込んじょります。冬ですな。
センター試験が一昨日昨日と行われた訳ですけんど、受験生の皆さんも大変やったと思います。ご苦労様でした。で、昨日は英語と国語の授業をしましたので、今朝は生物。
今朝の、この、氷点下何度か知らんけんどこじゃんと冷え込んだ夜明け前。ヒトも車もなにもかにもがシビコオルこの厳寒の中、いつもの上岡八幡宮さんで、イナゴとおぼしき昆虫を発見しました。拝殿の階段に、このようにかじり付いちょりました。
もちろん生きちょります。真冬の、それもこんなに厳しい冷え込みの朝に、活動するイナゴを見かけるとは思いませんでした。
調べてみますれば、やっぱし、ニッポンのバッタやイナゴは、基本的に冬越ししません。卵で冬を越えるがが通常。ですけんど、ツチイナゴという種類だけは、夏に産卵して秋に成虫になり、成虫で冬を越す、ということらしいです。ですきに、詳しいことは全然ワカランがですけんど、このイナゴは、そのツチイナゴながかも知れません。
ご承知の通り、普通のイナゴとかは、イネなどを食べますよね。この季節にイネはありませんきに、いったい何を食べて生活しゆうがでしょうか。そして何より謎なのは、何故、わざわざ食糧の乏しい、しかも生きていくのには大変やと思われる冬を成虫で過ごすようになったがか。思いつくのは、やっぱし、冬は天敵が少ないき、という理由でしょうか。それにしても天邪鬼と申しましょうか独立独歩と申しましょうか。
そんな心根の生き物、結構好きです。