稲刈り後の田んぼに水を入れよりました〔2660〕2010/07/28
2010年7月28日(水)降ったりやんだり
いやいや、ホント、久し振りの雨です。強烈な晴れのお天気が続きましたですきに、なんとなく癒しの雨になったみたいです。明日までは雨みたいですね。
今朝、出勤の時間帯には雨は降りやあしませんでした。ここは介良南部。とっと向こうの霞んじゅう山間が稲生の石灰。手前左の山が鉢伏山で、ちょっと上がったクに岩屋山薬師寺が、とっと上の方に岩屋観音堂がございます。
さて、手前の田んぼをご覧下さい。稲刈りが済んだ田んぼに水を引きよります。これはひょっとして、二期作の準備でしょうか。ビッシリご紹介しちょりますが、この周辺は高知の、いや、ニッポンのお米二期作発祥の地みたいに言われゆうがです。
気候風土に加えて、しゅっと近所で肥料に使える石灰を焼きよったがも二期作発祥のきっかけになったがかも知れません。
さて、この界隈のお百姓さんグループが二期作に取り組み始めた、というお話を以前しました。そして、ホールクロップサイレージ(WCS)というのにして発酵させ、畜産の飼料にし始めちゅうということ。今後の展開に期待したいところですけんど、まだ、県とか農協さんとかの反応はかなり鈍いがが気になります。確かに、輸入物のトウモロコシとかに比べたらまだまだ価格差が大きく、今までのやり方に慣れた皆さんにとっては飼料米が広く普及するがは現実的に思えんがでしょう。
酪農家さんとかと話しよって、一番課題と思えたがが、酪農家と田んぼ農家との接点がこじゃんと希薄やということ。と、いうことはですね、農協とかが主体的に動いて両者をマッチングさせたら、お互いにメリットが出てきて前に向いて進み始めるかも知れん、ということかも知れません。
飼料米は、どこまでコストをかけずにできるかに成否がかかっちょります。ですきに有料の農薬、肥料は使えません。堆肥を通常の10倍くらい田んぼにぶちこみ、できる限り手を掛けずに収量の多い(味や見てくれは関係ない)飼料米品種をつくる。その際、田んぼ農家さんは堆肥を播く機械は持っちゃあしませんが酪農家は持っちょります。とにかく、どうやって協同体制を築いていけるかに、今後どうなっていくかが左右されます。まとめていく、最適な立場に居るがは農協さんやと思うがですがいかがでしょうか。