鏡川のカニの群れを龍馬くんも見たでしょうか〔2650〕2010/07/18
2010年7月18日(日)晴れ、時々突然雨
いやいや、東北まで一気に梅雨が明けましたね。ですけんど、妙に不安定で、強烈な日差しが照りつけたかと思うたら突然雨が降ったりします。
ここは鏡川。二週間前の朝、毎年恒例の一斉清掃が行われる予定やったがですけんど、かなりガイな雨やったため、今朝に延期になっちょりました。この時期になると、きれいに晴れたりしたらこじゃんと暑うなるがですが、今日はそうでもなく、掃除しやすかったです。
こないだうち大雨が降って、鏡川がかなり増水しちょった為でしょう、蘆原に引っかかっちゅうゴミも少なく、予定よりかなり早う終わりました。流されたゴミはどこへ行ったがか気になるところです。
さて、写真は、掃除が始まる前の川縁。この季節、この界隈はご覧のように夥しいカニがやってきます。一番多いのが、丁度この季節ですな。いつも行く潮江天満宮の手水にも、その東側の鏡川へ流れ込む小川にも、これがたまるか、と言うばあカニがやって来ちょります。
あの向こうの赤い橋が天神大橋。その南詰にこないだご紹介した天神の大クスノキが屹立しちょります。その大クスノキの根元に着物を脱ぎ捨て、泳ぎの練習をしたがが幼き日の龍馬くん。今はこのようにコンクリートの護岸とかがあって、龍馬の当時から言うとかなり景色も変わっちょります。今日、川の掃除に出て来ちょったおんちゃんの話でも、昔、このコンクリート護岸ができるまでは鏡川の川幅はいまよりずっと広かったとか。そんな鏡川、以前はかなり汚染が進んじょりましたが、近年はこじゃんとキレイになりました。掃除しよっても、皆さん、キレイな川やねえ、と言いながら、澄んだ水が流れる川縁の数少ないゴミを拾いよります。
龍馬くんも、このカニの群れを見たでしょうか。生き物の溢れる鏡川は、高知市民の宝です。土佐山村、鏡村が高知市と合併したので、源流から河口まですべて高知市内で完結しちゅうという、この規模、長さの川としてはかなり珍しい鏡川。大切に大切に大切にしていきたいですね。