鏡川、天神の大クスノキ、シジミ採り、龍馬の水泳練習〔2642〕2010/07/10
2010年7月10日(土)晴れ
雲は多いですけんど、基本的に晴れの土曜日。暑うなってきました。で、久々に鏡川をたつくりに行ってみますと、天神大橋をはさんで上流と下流にたくさんのヒトがぞぶりこんじゅうではありませんか。ここは汽水ですきに、シジミ採りでしょう。プロの皆さんに素人さんも混じって、たくさんの方々が水量の減った川にぞぶって一生懸命川底を掘り返しよりました。
この写真は、潮江天満宮の本殿の北側、支流が鏡川に流れ込む水門の上から天神大橋を眺めたもの。向こうに写っちゅう赤い欄干が天神大橋で、とっと向こうにかるぽーとやトップワン四国の巨大な建物が見えます。
右手、駐車場になっちゅう河川敷の向こうに大きな大きな樹木が見えますでしょうか。あの巨大な樹が、「天神の大クスノキ」。樹齢は何百年でしょうか。樹の横に昭和56年に建てられた案内板があります。それによりますれば、周囲7.5m、樹高25m、樹冠が東西13m南北 18mやそうです。が、昭和56年からすでに30年経過しますきに、もっと大きゅうなっちゅうかも知れません。
坂本龍馬が少年時代、鏡川でオトメ姉やんに泳ぎを習うた、という話は有名ですよね。龍馬伝でもやりよりました。龍馬がビッシリ泳ぎの練習をしたがは、実はこの今写真に写っちゅう風景の中やったと思われます。
「天神さまの大樟の根元に着物を脱ぎ捨て」泳ぎの練習をした、という記録があるそうですきに、あの右端の巨木の根元で着物を脱ぎ、今、皆さんが貝を掘りいっちゅう辺りで泳ぎよった訳です。天神橋は、当時、お城下の鏡川に架かる唯一の橋でしたので、龍馬の頃にもありました。大クスノキは、当然当時も大クスノキでした。今も変わらずに屹立する大クスノキは、ここに橋が架けられるがも、龍馬が泳ぐがも、そして現代の皆さんがシジミを採るがも、ずうっと見続けてきたと考えたら、なかなか感慨深いものがあります。