カープカープカープ広島 広島カープ〔2638〕2010/07/06
2010年7月6日(火)広島も蒸し蒸しじゃけえのう
民俗学者の梅棹忠夫さんが亡くなりましたね。大阪の万博会場の所にある大きな歴史民俗博物館の初代館長さん。90歳ということですが、梅棹さんの思想、考え方が色々とにっぽん人に与えた影響は大きいと思います。そんな民俗学的な話もあれですけんど、梅棹さんで思い出すエピソードに、終戦後、中国から引き揚げてくる引き揚げ船で、甲板に大量のおむつが翻っているのを見て、日本も大丈夫だと思うたという話があり、妙に印象に残っちょります。あのどん底の状況で、大量のおむつが甲板に干され、日本の復興を確信したという話は、なんとなくわかりますし、人間の根源的な力を感じることができます。
政府や役人さんが何を言おうが、何をしようが、庶民は力強く生活し、子供を産み育てていく、そのパワーが復興につながるという確信。今、妙になくなってしもうたニッポン人の湧き上がってくるような力を感じさせる話です。
ここは広島駅。東京から新幹線に乗ってやって来ました。広島は空港が市内から遠いもんですきに、4時間ちょっとかかる新幹線ですけんど飛行機より便利な感じがします。駅の売店とかには、必ず、このようなカープコーナーがあります。広島カープ関連の商品がたくさん。広島県人の皆さんは、カープが大好き。
エイですよね、こういう地域フランチャイズ。地域が、地域の球団を応援するというスタイル、盛り上がりは、プロスポーツのあるべき姿やと思います。
各国各地の民俗を大切にし、掘り下げ、保存していくことの大切さは言うまでもありません。また、カープのように地方の民俗として定着した文化は、これまた大切にしていかんといかんと思います。かなり無理無理ですが、梅棹忠夫さんの訃報を耳にして、なんとなくそんなことを考えてしまいました。赤ちゃんのおむつぢゃあないですが、カープを応援するようなパワーが、未来のニッポンをつくっていくがやないろうかと考えるがは無理がありますですろうか。