午前4時半の鏡川沿い、部屋の灯りが見えます〔2627〕2010/06/25
2010年6月25日(金)曇っちょります
今朝はワールドカップの日本対デンマーク戦。勝った方が一次予選突破ということで、注目度も抜群でございました。午前3時半からの試合開始やったので、一生懸命起き出してご覧になった方も多かったようですな。
ひまわり太郎はいつものように起床。写真は今朝4時半頃の鏡川。雑喉場橋と潮江大橋の間の南岸から撮影してみました。右端に写っちゅうがが雑喉場橋。
対岸のマンションとかは、通常ですとこの時間、灯りが点いちゅう部屋はほとんどありません。皆無に近うございます。が、今朝はサッカー観戦で起きちゅう方も多く、ご覧のように部屋の灯りがポツポツ見えます。
丁度エイ気候で、窓を開け放して観戦しゆうヒトも多いがでしょう。時折、灯りの点いた部屋から大きな歓声が聞こえてきたりします。そんな皆さんの願いが通じてニッポンが勝ちましたね。
ニッポンが勝ったスポーツで思い出すがは昭和7年のロサンゼルスオリンピック水泳。何と5個もの金メダルを獲得しちゅうがをご存じでしょうか。そのうちの一つが高知商業学校の生徒やった北村久寿雄さんのもの。1500m自由形で、それまでの記録を40秒近く上回るという大記録。その後20年間破られんかったそうです。その北村さんは、この目の前の川で泳ぎを覚えました。まだプールとかが無かった時代、旧制中学の学生さんとかが、この前の静かな汽水にコースをしつらえ、水泳の練習をしよりました。水泳の理論はまだまだ確立されちゃあしませいで、旧制中学の生徒さんたちが洋書を読み読みしながらフォームを整え、技術を磨きよった訳です。偉いもんです。そこに小学生の北村少年がやって来て、学生さんたちに混じって水泳を練習、美しいクロールを完成させていったのでありました。
やがで高知商業学校に進んだ北村少年は、オリンピックという大舞台で金メダルを獲得し、その後三高から東大法学部に進み、社会に出てからも大活躍をされました。すごい人物です。
その原点である川を眺めながら、偉大なる先人に思いを馳せ、見習わんといかんと早朝から心に誓うのでありました。