八畳岩で想像力を育む〔2559〕2010/04/18
2010年4月18日(日)晴れ!
にっこりひまわりも8年目に突入した日曜日、穏やかなお天気になりました。ホント、今年の春はヌクうなったり冷ようなったりこじゃんと冷ようなったりという感じやったですきに、だいぶ、農作物の被害も出よりまして、野菜も高騰しちょります。そろそろ初夏。良いお天気が続いもらいたいもんです。
ここは八畳岩。坂本龍馬さんの家の持山があり、その管理責任者やった田中良助さんの家の上にある八畳岩。龍馬はここが大好きで、ビッシリ歩いてやって来ました。近在のワカイシに、剣術の手ほどきをしたりもしました。そして良助さんと、この、上が平になって見晴らし抜群の八畳岩の上で酒を酌み交わし、語り合いよったそうですね。
こっからはご覧の通り、高知のお城下はもちろん、太平洋の果てまで見張らせるのでありまして、若き龍馬くんの想像力を膨らませたことでしょうね。
この場所からの景色は、2004年7月10日と2005年2月5日にもご紹介し、田中良助さんの家は2005年4月3日とかでご紹介しちょります。龍馬さん、脱藩の前に、武市半平太さんの依頼で長州へ使いに出かけ、久坂玄瑞さんとかとお話しちょります。こないだうち、龍馬伝でやりよりました。で、その、長州へ向かう際に、ここの良助さんに2両借りちゅうがです。龍馬の書いた借用証が、ここの家に残っちょった訳です。お金については、実家や本家にはたくさん有ったでしょうけんど、家に言える内容ぢゃあなかったがでしょう。借用証が残っちゅうと言う事は、結局返済する機会はなかったことが想像できます。
と、かなり龍馬さんに関係の深い史跡で、この八畳岩も龍馬の思想を育んだ重要ポイントですきに、観光客さんも今年は増えちゅう、と聞いちょりました。が、日曜日ですけんど、今日、ひまわり太郎が訪れた時間帯には観光客さんはヒトッチャア訪れよりませんでした。ちくとマニアな場所ながでしょうか。
今回、岩に登るルートが以前に比べてかなり整備されちゅうがに感心しました。案内板も充実しちょりましたし、岩に登る段々がつくられちょって、しゅっと登れるようになっちょりました。あとはあれですね、この上で飲むように土佐酒と肴をカマエてもろうちょったら言う事なし。