河原の藪〔2530〕2010/03/20
2010年3月20日(土)曇っちょります
今日は雨が降る言いよりましたが、今のところまだ降りやあしません。たぶん今晩降るがでしょう。しっかり降りそうな予報ですが、明日は良いお天気の暖かい日曜日になりそうな高知県地方。明日明後日でもお花見ができるくらい咲いてきた高知ですが、たぶん来週末がお花見のピークでしょう。皆さん準備しよりますか?
物部川東岸、いつもの上岡八幡宮には、物部川の西から、川を渡ってきての参道があった、というお話をビッシリしてきました。山裾の、以前西参道入り口やったと思われる場所には明治の頃の燈籠や狛犬、それに鳥居が、割れたり折れたりした状態でホタクラレちょります。
物部川の渡し船がなくなり、西からの参道が無いなった結果でしょう。
さて、ここは、その西参道入り口から物部川河原に下りてきた藪。この向こうに藪と河原が続き、その向こうに川が流れよります。
写真中央上部のトッと向こうに、小さなこんもりした森が見えます。あの森の北が、介良方面からまっすぐにつながってくる道。ひまわり太郎の主たる自転車通勤路ですな。古い地図にもその道路が載っちょりますので、介良の町から小富士山の北を通り、伊達野、住吉野から竹中を通って、あの森の北東で物部川に突き当たる街道やったと思われます。で、たぶん、渡し船で東岸に渡り、上岡八幡宮脇の道路を通ってまっすぐ東へとつながっちょったと思われます。八幡様へは堤の上から参道へ入っていくようになっちょったでしょう。
で、今朝は、旧街道や参道の痕跡が残っちゃあせんろうかと思うて河原をたつくってみた訳です。まあ、川ですきにビッシリ増水して様子も全然変わっちゅうですろう。痕跡は流されてしもうちゅうかも知れません。そんな中、この藪の中に、かなり古いと思われる石組みをみつけました。1m弱の高さに組まれた石組み。石の状態はかなり古いみたいですき、ひょっとしたら旧街道か参道の痕跡かも知れませんですな。いや、興味ないですか?
こんな、誰も気にせんようなホタクラレたオブジェに胸をときめかす朝でありました。