潮江天満宮楼門の上に月が〔2457〕2010/01/06
2010年1月6日(水)快晴!
今朝も冷えましたが良いお天気。久々に早朝の潮江天満宮にやってきました。朝の5時半過ぎという早朝の時間にもかかわらず、3名の若者が賑やかに参拝に来ちょりました。なんでじゃお、と思うたがですが、絵馬がいっぱいかけられた所でロイロイしよったので、わかりました。今、大学受験真っ盛り。合格祈願に来ちょったがでしょうね。健闘を祈ります。
ここはその潮江天満宮の楼門前。この素晴らしい彫刻が施された楼門の屋根の上にお月様が輝きよりました。写真には写っちゃあしませんが、楼門をくぐる所の参道中央に、昨年くらいから住み着いた猫が1匹、静かにたたずんじょりました。馴れちゅうので逃げもしません。
早朝の真っ暗い時間帯ですが、お正月用にしつらえられた特設のテント界隈は明るく照らされ、その灯りが緑の木々を浮かび上がらせて幻想的です。
お月様の下、楼門屋根の庇の下に金色の文字で「天満宮」と書かれた扁額が掲げられ、その前に何度かご紹介した大きな鳳凰がいつもとかわらず睥睨しよりました。今年もたくさんの初詣客で賑おうた潮江天満宮。この鳳凰の真下を、20万人を超える初詣客が通ったと思われます。が、どれだけの方が、この楼門彫刻の見事さと鳳凰の素晴らしさに気付いたでしょうか。せっかくの機会ですきに、じっくりと鑑賞しながら通ってもらいたいですな。
鳳凰は、藩政期後期の名匠、島村三四郎さんの作品。嘉永の頃に彫られた逸品。1812年生まれのこの名人は、1899年、明治32年までご存命で活躍されました。美良布の大川上神社にも、この方の逸品が彫られちゅうそうですきに、今度機会があったら眺めてみたいもんです。