上岡八幡宮の朝、バイコヌールの朝〔2441〕2009/12/21
2009年12月21日(月)晴れ!
今年も、押し迫って参りました。あと10日で2010年。早いもんですな。
ここは今朝の上岡八幡宮。参道脇に停めた車の上にカメラを置いて撮影してみました。右には、この八幡様の入り口を守るクロガネモチと杉の木が写っちょります。その横には、安政の南海地震で、ここまで津波がやって来たことを記す記念碑。そう言えば今日は昭和の南海地震が起きた12月21日です。昭和21年という、終戦翌年の大変な時期に高知を襲った南海地震。母は浦戸の山へ駆け上り、眼下に船が流されていくがを見たそうです。こんな冷やい時期やったがですね。
彼方に白み始めた東の空が。
あの空を見て思い出す、朝日が昇ってくる直前の、この世のモノとは思えない美しい景色がありました。2006年3月30日の、カザフスタン、バイコヌール宇宙基地の朝です。ひまわりの乳酸菌を載せたソユーズが発射台に据えられ、1kmちょっとしか離れて無い場所から見た景色。現地時間の早朝で、遙かな地平線が赤みがかった紫に染まり始め、ものすごいパノラマが目の前に現れました。
今朝、宇宙飛行士の野口さんが、バイコヌールからソユーズに乗って宇宙へと飛び立ちました。直前の記者会見の模様や、ロケットが発射台へ運ばれていく模様は、あの時とまったく同じ。こぢゃんと懐かしかったです。
ソユーズの技術は、その成功率の高さからも窺い知れます。余分なモノを排除したシンプルな考え方が、事故もなく毎年2回は有人でISSへ人を送り込む技術につながっちゅうがでしょう。
2006年3月30日早朝の打ち上げでは、見学台には特にカウントダウンも流れず、当たり前のように定時に打ち上げられ、何の不安もその現場にはなかったことが印象的でした。
そうそう、ひまわりの携帯サイトでは、ひまわり太郎がバイコヌール宇宙基地で撮影してきたソユーズ打ち上げの動画も見れますきに、ためしてみて下さいね。